内容説明
山のこだまを聞きとめるように、自然の深奥の響きを捉え、思いを結晶させる――。
万葉の昔から、うつりゆく世界をことばに託してうたいあげる文化は、形を変えながら現代に引き継がれてきた。一篇の詩と向かい合うとき、私たちは、これまでの悠久の宇宙、これから果てしなく続く無窮の時間、そしていまという一瞬の永遠を感じることができる。
本書は、長い時をかけて培われてきた美しい詩の世界への招待状である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Edo Valens
1
万葉集の歌が多く紹介されていて、そこにある日本語は今の言葉とは異なるものではあるけれど、読んでみたらなんとなく分かるから、なるほど同じ日本語なのだなぁ、と感慨深い気持ちに。それに詩形も、そんな昔から57577の形で変わらずに今まで続いていることに、驚きがある。歌の内容や言葉遣いは時代とともに変わってゆくけれど、一方で変わらないものもあるのかな。後半では、俳句が取り上げられていて、イタリアの短詩なども紹介されている。それらは和歌とはまったく違うようなものであるけれども、短歌には少し似ているかもしれない。2015/10/01
よねちゃん
0
日本人だからこそわかる日本語の詩心、大切にしたい。2010/10/08
左脳
0
自然と繋がる言葉。命の響き。時空を超える声。2009/06/11
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