文春文庫<br> 枯葉色グッドバイ【新カバー版】

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文春文庫
枯葉色グッドバイ【新カバー版】

  • 著者名:樋口有介【著】
  • 価格 ¥1,001(本体¥910)
  • 文藝春秋(2025/01発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167531041

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内容説明

※このコンテンツは、2008年11月に配信を開始した電子書籍の表紙を新たにし、文庫版解説と追記を加えたものです。本文内容に変更はありません。

名探偵は、せつないホームレス
マンションで親子三人が惨殺された。一人残された美少女が心を開いたのは、デカ上がりのホームレス探偵! 傑作書き下し長篇

現住所=代々木公園の西門そば。仕事=リヤカーでの廃品回収。主食=焼酎。煙草=原則として路上で調達。ホームレスで元刑事の椎葉明郎は、かつて指導した女性刑事・吹石夕子に雇われる。日当は二千円。依頼は、事件の真相解明。両親と次女の一家三人が殺された事件だ。物証からは犯人像が浮かばず、怨恨でもなさそうだ。では犯人の狙いは何か。その夜、外泊していた長女は事件に関係があるのか? モテない女性刑事とホームレス探偵の捜査の行方は……。

解説 池上冬樹

単行本 2003年10月 文藝春秋刊
文庫版 2006年10月 文春文庫刊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぺんぎん

33
表現がストレートなので最初のとこは特にきつい。だけど最後まで犯人が分からず解決までの様々な展開からも読むのをやめられなくなる。椎葉の会話のテンポがすばらしい。掴みどころのない飄々としてる感じが重い内容になりそうなのを中和してくれている。これはなかなか読み応えがあり面白かった。2012/09/18

すたこ

20
★★★★少し長いかなと思いながらも、楽しく読めた。 始まりが凄惨な殺人描写、主な場面がホームレスたちの集まる公園とギャップが激しく、ちょっとゆるい感じがクセになる。 エリート刑事からホームレスになってしまったという、椎葉のキャラ設定が良かった。 相棒の女刑事があまり好きになれない感じだった。犯人が何となく読めた!と思いきや、その上をいっていてハラハラした。どんでん返しという程ではないけど、面白かった!2020/07/20

ぴ〜る

19
真犯人の流れだけ少し残念感があったけど、とてもテンポ良く面白く読了。ホームレスの暮らしとか色々考えさせられる事や重く悲しい内容もたくさんだったけれど椎場の会話のテンポのお陰かスルスルっと読めた。椎場のこの先の未来も見てみたかったので、樋口有介さん亡くなっていた事知らなかったのでとても残念。。。2024/12/13

hippos

18
椎葉と夕子の掛け合いが小気味よく物語を回してくれて楽しめる。椎葉のセリフはこの現代では受け入れらないのだろうが、これをガッチリ受け止める夕子がカッコイイ。2025/03/05

背番号10@せばてん。

17
2008年4月21日読了。あらすじは忘却の彼方。2008/04/21

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