人はなぜ物を愛するのか - 「お気に入り」を生み出す心の仕組み

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人はなぜ物を愛するのか - 「お気に入り」を生み出す心の仕組み

  • 著者名:アーロン・アフーヴィア/田沢恭子
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 白揚社(2024/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 810pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784826902670

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内容説明

「物に対する愛着」研究の世界的権威が解き明かす、人と物との一筋縄ではいかない関係


なぜ顔が描かれたクッキーが可愛く思えるのか?

なぜ薄汚れたテディベアを捨てられないのか?

なぜスマホの音声アシスタントに「愛してる」と話しかけるのか?

なぜ一つだけ売れ残った商品が「さびしそう」だから買ってしまうのか?


グッズのコレクションにお気に入りのブランド、音楽、アート、スマホ、車、ジュエリー、先祖伝来のアンティーク家具、家族写真や大切な人からもらった贈り物……人が愛着を抱くものは実にさまざまだ。だがそこには、人の複雑な心理が絡んでいる。


消費者行動や物への愛着研究の第一人者アフーヴィア教授が、人が物を愛するようになる仕組みを明快に分析し、アイデンティティや人類進化とも強く結びついた原理を明らかにする。


愛されるモノを開発したいビジネスパーソンにも、モノを愛する自分の心理を知りたい人にも、楽しめて役立つ一冊。


◆ ◆ ◆

「自分自身や他者との有意義な関係を築くために、物への愛を探究する極めて重要な本」――ジェニファー・アーカー(スタンフォード大学教授、『ユーモアは最強の武器である』共著者)


「研究に裏打ちされた本書は、世界を愛し人生に充足感を得る方法を教えてくれる」――マチウ・リカール(『Happiness 幸福の探求』著者)


「人間の本質についての理解を拡げてくれる、まさに傑作」――イーサン・クロス(『Chatter』著者)


「人と物との関係に、これほど多くのことが秘められていたとは!」――ニール・イヤール(『最強の集中力』共著者)

目次

はじめに
第1章 輝きに満ちたモノ

第2章 人として扱われるモノ

第3章 モノとつながるとはどういうことか

第4章 ピープル・コネクター

第5章 人は愛するモノでできている

第6章 愛するモノの中に自分を見出す

第7章 楽しみとフロー

第8章 愛するモノがそれを愛する人について語ること

第9章 モノへの愛と進化

第10章 愛するモノの未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるき

12
書店で何気なく手に取った本ですが、嬉しい驚きがありました。愛用品に名前をつけるタイプの私には頷ける話が沢山。お金に執着するほど人を物かする論など、考えさせられました。2025/06/10

ハンバーグ

6
人は、なぜ物を愛するのかを科学的な観点から掘り下げていく本でした。人は、物をてにした時から自己の一部としてその物に対する考え方が生まれていきます。それが、自分のアイデンティティとして根強く形つくっていくのでいつしかそのモノがないことが自分の一部を失われてしまうというような感覚に陥ってしまうからです。物に愛着を持ちすぎてしまうとそれに依存したようになってしまうのは、危険だなと感じました。物と自分との程よい距離感を忘れないようにしていきたい。2025/02/11

Go Extreme

3
モノー人間関係維持や評判を守る モノへの愛≒人への愛 モノの選択ー個人差あり モノと活動: モノには活動や動物も含まれる モノを愛する←擬人化必要 アップルファン: 宗教的コミュニティを形成 若者ーアップルは高級ブランド 無宗教者とスピリチュアル: 米国ー無宗教者が増加 スピリチュアル体験がモノへの愛に影響 人とモノ: 人とのつながり→モノの感情的価値↑ 大切なモノ失う→喪失感 モノと自己概念: 愛するモノ≒自己の一部 知識が愛情を深める 経済資本と文化資本 新技術が人間関係を変える可能性 脳をつなぐ技術2025/01/31

古民家でスローライフ

1
消費行動と物への愛着研究の第一人者である著者による単なる「好き」とは異なる「愛」という強い感情が、なぜ特定のモノに対して生まれるのかを、多角的な視点から分析した一冊。モノへの愛着は、自己のアイデンティティやポジティブな感情に結びつく時、強く感じるものだが、それが、愛というレベルになると、趣向性の違いという意味以上のものになる。物質主義者ほど、モノへの愛着が弱く、それが、人間関係の希薄さによるものだという指摘はとても興味深い。モノへの愛着と人間関係の形成が類似したものだという説明は、大いに納得できる。2025/06/14

本文かな

0
筑紫明朝 2025/04/03

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