ちょっと気になる「働き方」の話 第2版

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ちょっと気になる「働き方」の話 第2版

  • 著者名:権丈英子
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 勁草書房(2025/01発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326701315

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内容説明

急激な人口減少という変化を見据え、より多くの人が働きやすい環境づくりを進めるには、どのような壁があり、いかにすれば乗り越えられるのか。19年刊行の初版をデータ刷新、新章を追加。働き方と社会保障を一体のシステムとして、根本からわかりやすく学び、教えるための入門書、第2版。変化を確実に捉え、共通理解のうえで議論するために。

目次

第2版刊行にあたって
はじめに

【手早く知りたい人のために】

第1章 働き方の改革と,これに関わる社会保障の動きの概観
 はじめに
 日本の労働政策の課題と「働き方改革」
 労働力活用の2つの類型とワーク・ライフ・バランス
 長時間労働
 男女の働き方
 高齢期雇用
 女性労働
 非正規雇用
 これからの労働市場と政策
 練習問題

【少し詳しく知りたい人のために】

第2章 民間企業と公務員における高齢期雇用
 はじめに
 先進国における高齢期雇用
 民間企業における高齢期雇用政策
 公務員における高齢期雇用政策
 ダイバーシティを活かせる社会へ
 練習問題

第3章 女性活躍推進法と女性労働の現状と課題
 はじめに
 女性活躍推進法
 女性管理職比率はなぜ低いのか
 男女間賃金格差は縮小したのか
 働き方の選択肢を広げる,柔軟な働き方
 練習問題

第4章 パートタイム労働法とパートタイム労働の現状と課題
 はじめに
 パートタイム労働を巡る議論と日本のパートタイム労働の特徴
 パートタイム労働法の改正
 パートタイム労働の状況
 パートタイム労働者の待遇改善の意味・可能性
 これからに向けて
 練習問題

第5章 オランダにおける柔軟な働き方の活用と政策展開
 「オランダ病」から「オランダの奇跡」へ
 就業率の推移と高齢者・女性・若者の雇用
 パートタイム社会オランダ
フレックス雇用とフレキシキュリティ
 就業場所の柔軟性:テレワーク
 これからに向けて
 練習問題

【もう少し詳しく知りたい人のために】

第6章 女性が活躍する日本経済を実現するためにワーク・ライフ・バランス施策のアップデートを
 半世紀にわたる社会規範の変化
 意識の変化
 少子化の進行とWLB施策
 これまでの施策の成果
 ジェンダー・ギャップ指数
 労働力希少社会におけるワークの転換
 ワークとライフの関係
 間接費用を肩代わりする普遍的制度の必要性
 コーホートを意識したWLBのアップデートを

第7章 地方公務員という仕事の魅力考
 労働力希少社会の到来という市場の構造変化
 労働市場の構造変化への対応
 策定指針におけるワーク・ライフ・バランス
 労働時間と就業場所の選択の自由
 働き方の魅力とテレワーク

おわりに

【知識補給】
 同音異義語の同一労働同一賃金──本来の意味と日本での意味
 若者の雇用と政策
 最低賃金をめぐる議論の時代的推移
 障害者の就労と政策
 なぜだか2つもある生産性,どっちが正当?──物的生産性と付加価値生産性
 戦後日本の出生動向
 2つの出生率指標と出産タイミング
 出生率と学歴
 小さく産まれ大きく育った均等法と「間接差別」
 セクハラ,マタハラ,そしてブラック企業の年表
 雇用保険と積極的雇用政策
 保育所利用率の推移
 公的年金保険制度と被保険者数
 国民年金保険料の産前産後期間の免除制度にみる社会保険という助けあい制度の意味
 労使の交渉上の地歩(bargaining position)のアンバランス
 賃金を上げ,適用拡大を進めるのが成長戦略になるという話
 定年制はなぜ存在するのか?
 「くるみん」を取り巻く出来事
 Esping-Andersenの福祉国家の3つの類型と日本の家族政策
ほか

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