おしゃべりながんの図鑑 病理学から見たわかりやすいがんの話

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おしゃべりながんの図鑑 病理学から見たわかりやすいがんの話

  • ISBN:9784484192208

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内容説明

「病理学」とは、<病気はどうしてできてくるのか?>という学問です。
その病理学の真骨頂が、日本人のふたりに一人がかかるという「がん」。
現役病理医であり、松岡正剛氏率いるイシス編集学校師範でもある著者が、
平易な語り口&直筆イラスト満載で満を持して放つ、
「がん」と「からだ」のはなし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タナカ電子出版

34
この本表紙はパンダが書いてあり、かなりかわいい❤️印象ですが、かなり中身が難しい内容です👀‼️表紙に騙されないでください。著者は日本の医師の中でも病理医と呼ばれる2,483人しかいない科学者です🍀(2018年)イラストはわかりやすく書かれていますが、医学的知識がなければ読むのが難しい📖です。しかしながら、医療雑学好きにはたまらない内容になっています。驚く事に病理医の仕事は細胞が癌かどうかを経験的主観的に診断します‼️よってわからない時は経験豊かな先生に聞くやっぱりそれしかない❕😱ガーン2020/02/01

trazom

33
装丁は、仲野徹先生の「こわいもの知らずの病理学講座」と同じ寄藤文平さん。おしゃべりでユーモア溢れる病理学者による、楽しくてためになる一冊である(仲野先生もちゃっかり登場)。病理診断の基本が、細胞の異型・分化・組織型の3つの形態だと理解した。「形態診断」が病理医の主観によるものであり、AIや遺伝子分析の進歩の中で、そのあり方が問われているのもわかった。だからこそ、著者の「顕微鏡で細胞を見て、あ、この患者さんは大丈夫そうとか…」という言葉に救いを覚える。患者との一期一会を大切にする病理医の愛情が伝わってくる。2019/10/01

18
☆☆☆☆ 未知のものは怖い。わたしにとって、がんは未知で怖いものだった。でも、筆者の手描きの細胞たちを眺めているうちに、怖いという気持ちは次第に薄れていった。がんの種類はたくさんあり、著者ですら何種類あるのか分からないという。"がん"と"癌"の違いやがんが治る人と治らない人がいる理由など、ためになる話が多かった。"遺伝子の小さな異常は毎日起こっている"が、"遺伝子自体がそれを修復したり、免疫機構が働くことで、発生したがん細胞が増えないような仕組みが働いて"いる。細胞って働き者だな。2019/09/18

DEE

12
病院にかかっても直接は接することはない病理医である著者が代表的ながんの症例を挙げながら、がんとはどういったもので、そこに病理医はどのように関わっているかをわかりやすく説明してくれる。 こういう病気関係の本を読んでいると、胃がなんとなく痛かったり、普段より呼吸がしにくいような気がして不安になる時がある。 たまには健康診断受けなきゃな…2019/07/17

ふぇるけん

10
がんというものがどうやってがんになるのか、がん細胞のかたちなどをイラストとともにわかりやすく書いてあって、とても参考になった。これからの病理診断にはAIが大活躍しそうなこと、病理学のあり方がゲノムの分析によってどんどん変わってきていることなども参考になった。喫煙がなぜ身体に良くないかも論理的に説明されると納得。2019/11/12

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