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内容説明
●あえて二兎を追うことでトレードオフに対応する
収益性vs.成長性、短期志向vs.長期志向、全社業績vs.事業ユニットの業績─。企業の意思決定のほとんどは、トレードオフである複数の目標についてなされている。本書は、どちらかを断念するのではなく、あえて二兎を追う方法(二兎戦略)でトレードオフを解消する経営を解説。
ZARA、カンデオホテルズ、オカド、ヴァルカンホームズ、フォルクスワーゲン、ダイキン、富士フイルム、ユニリーバなどを題材に、(1)要素の組み合わせを変える、(2)制約条件を変えたり新しい軸を見つけてフロンティアをシフトさせる、(3)時間で切り分け長期で考えるといったトレードオフ対応策を示す。
目次
第1章 コスト vs. 品ぞろえ:アパレル小売りの競争
補論1 一兎戦略をとるユニクロ
第2章 価格vs.サービス:技術による小売りの二兎戦略
第3章 コストリーダーシップvs.差別化:スタック・イン・ザ・ミドルに陥らない二兎戦略
補論2 激しい競争が中間に空白を生む
第4章 コストvs.多品種:新技術による生産現場の二兎戦略
第5章 コストvs.多品種:生産・製品開発プロセスの革新
第6章 深化vs.探索:組織を分ける
第7章 深化vs.探索:時間を分ける
補論3 企業の長期的成長のモデル――3つの理論の統合
第8章 経済価値vs.社会価値:高次のレベルで考える
第9章 トレードオフ再考:なぜ二者択一になるのか
第10章 二兎戦略の3つの考え方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅー
4
★★『二項動態経営』と一緒に購入して、経営におけるトレードオフの解消方法を学ぶ。8つの方法論が実例豊かに語られていて分かりやすかった。ビジネスの置かれた環境をどう整理するかがポイントで、良い切り口を得られたら、そのなかでどの部分をどう「ゆるめるか」が大事になってくる。アパレル業界を例に「三次元で考える」と、「俺の〜」を例に「適切に競争のサブファクター毎に差別化とコスト低減を組み合わせる」が印象に残った。また楠木建『ストーリーとしての競争戦略』でも語られる「時間」で切り分けて「同時をゆるめる」も納得できる。2025/02/08
Naohiko Oikawa
3
これまでコンサルタントや経営者として多くの企業の経営戦略の立案や意思決定に携わってきた中で、実は謎だったのが「二兎を追うものは一兎をも得ず」「戦略とは捨てること」というトレードオフ論。ある場面では目的を絞り資源を集中投入するのが正しいように思われるが、ある場面ではあえて対立する目的を同時に追求するのが正しいように思われる。 どのようなときに「一兎」を追い、どのようなときに「二兎」を追うのが正しいのか? この問いに対して、幅広い先行研究と豊富な事例、本質的なフレームワークを通じて理解の解像度を高めてくれる。2025/01/02
m
0
各社の具体事例と、そこから得られる理論の反復がとても分かりやすく、視座を高められる一冊でした。2025/01/02
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