僕らには僕らの言葉がある2

著者名：詠里【著者】

KADOKAWA（2024/12発売）

• ISBN：9784046827173

内容説明

ろう者のピッチャー・相澤真白と、聴者のキャッチャー・野中宏晃。異なるコミュニケーションの世界で育った二人が出会い、互いをかけがえのない存在として認め合い、共に成長していく男子高校生バッテリーの青春ストーリー。待望の続編がついに開幕！

新入部員がいよいよ上級生の練習に合流。初めて入部してきた「耳の聴こえない新入部員」を、監督やコーチ、チームメイトの先輩たちはどう受け入れるのか？ 真白と野中のバッテリーは一見順調に機能しているように見えたが、新しい人間関係の中で、二人の心にも少しずつ変化が現れて──。

二人の絆が試練に直面する、待望の第2巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[がらくたどん]

待っていた続編のご紹介に書店へ走る！感謝です♪カバー下に実は本作の第一話は１巻1話の前日談との一コマが！1巻の最初で普通高校にインテグレート枠で入学したろう者の真白君が自然に野球部新入生として紹介されていた場面の見え方が変わる。彼は入学式の前に野球部に入部できるかを本当にドキドキで監督に打診しに出向いていたのだ。入りたい高校に入学できたからと言って、入りたい部活への入部希望が「普通に」提出できるとは限らない。マイノリティがマジョリティ規格で作られた集団に入っていくとはどういうことかを噛み締めた構成だった。

2025/03/29

[たまき]

続編嬉しい。

2025/01/18

[dendoh]

百合好き向けにはBL版の『雨夜の月』と説明するとわかり良いかも知れない（と言いつつ商業版は現状BLとしては描いてないみたいだけど）。後天的で難聴である『雨夜』の奏音と、生まれつきの聾唖者である本作の真白では全く立場は異なるし、目指している場所も違うという点に留意。

2024/12/29