あめいろぐ移植

個数:1
紙書籍版価格
¥3,850
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

あめいろぐ移植

  • ISBN:9784621308004

ファイル: /

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

米国では「移植医療の存在しない世界はもはや想像すらできない」といわれています。実際米国の全臓器の年間移植件数は約41,000件、うち心臓移植は米国3,818件に比して日本は59件(2021年)。なぜ、移植医療は日本で普及せず、米国ではこれほど普及したのか? その答えと移植医療を打開する鍵が本書にあります。脳死移植、心停止後移植、渡航移植、移植医療の完全分業制、公平な臓器分配に関する議論やシステムなど、米国で活躍する日本人医師が移植医療の現場を解説し、その未来を語ります。

目次

■第1部 米国の移植医療の紹介
1章 移植医療の発展と米国の現状
2章 移植というパラダイムシフト
3章 移植医療を普及させる原動力:臓器をシェアするとは?
■第2部 移植医療の現場
4章 移植が起こるその日:ドナーの視点から
5章 移植が起こるその日:医師の視点から
6章 移植が起こるその日:内科医とレシピエントの道のり
7章 小児の移植現場:肝臓移植
■第3部 移植のチーム医療
8章 心臓移植におけるチーム医療:医師編
9章 プライマリ・ケア医が知っておくべき移植の臨床:移植前後の管理
10章 心臓移植におけるチーム医療:医療専門職編
■第4部 移植医療の未来
11章 移植がもたらす社会的副作用
12章 移植医療の評価体系
13章 移植医療の進歩と今後の課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Iwata Kentaro

5
献本御礼。自分関連以外(感染)で移植関連の文献を読むのは実に久しぶり。勉強になりました。日米の移植事情の違いをデータで示した本書はそれだけで一読の価値あり。昔はそうではなかったのだけど今は米国は世界最大の移植大国なのですね。ではなぜ日本では臓器移植が少ないのか、には全く触れていない本書だけど、そこは次のテーマということで。学生時代に脳死のシンポジウムをやった者としては脳死臓器移植の是非も一切議論されなかった本書にはちょっと驚きでした。僕は脳死臓器移植は肯定派で免許にもドナーになるとサインしてますけどね。2023/04/06

つかず8

3
仕事の為に読了。とても参考になった。移植大国アリカでの生の声を詳細に記載されている。最近、アメリカ内で移植優先順位が改訂され、敢えてLVADを入れずにt-MCSで移植まで持たせるという戦略が存在する。個人的な興味としては実質LVADを入れるのは、心臓移植を諦める行為なのか?移植後の免疫抑制剤を管理する内科医、精神科、栄養士、ソーシャルワーカー、看護師等の総合チーム医療であり、終末期の治療というのは、やはりお金のかかる医療という事を改めて認識させられる。2025/01/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20723040
  • ご注意事項

最近チェックした商品