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内容説明
親が高齢になり介護が必要になると、仕事との両立やお金の問題などさまざまな悩みが出てきます。しかし、もっとも大きな悩みは「家族」ではないでしょうか。親を思って介護サービス利用を勧めた結果けんかになったり、自分で介護しようとして抱え込んでしまったり……介護をきっかけに、それまではうまくいっていた家族仲が険悪になることも少なくありません。本書では、介護職を経て、これまでに3000件以上の介護相談に乗ってきた著者が、親も子どもも幸せになる家族介護のヒントを紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
15
4年くらい前に入社2年目の社員が、祖父が骨折で入院後に歩けなくなり両親は仕事をやめられないので自分が介護をするために退職するという事があった。 この本を読んだ今なら、退職などせずに市の「地域包括支援センター」に電話で相談するように助言できたな。 家族や兄弟、子供たちが仕事を休んだり、退職して介護をするのは昔の考え方のようだ。 歳を取った親の気持ちを確認して「地域包括支援センター」と一緒に介護方針を検討していくのが今の介護の最適解のように感じた。 自分が先々介護が必要になった際は包括センターに相談しよう。 2025/07/29
遠宮にけ❤️nilce
4
介護の現在地を理解したいと思い、介護関連の本をいくつか読んでいる。様々なケースを知っている介護福祉士さんの視点から事前に知っておくべきことがまとめてある。家父長制的な価値観が染み付いている地域で、昔の介護のイメージが染み付いているからこそアップデートしておかなくてはならないと感じた。エッセンシャルワークの担い手が不足し、今後の見通しも暗いので、どんどん変わっていくことも想定しておかなくてはならないと思いつつ。2025/07/18
Kuny
1
日本人の価値観からすると逆説的な考え方になるかもしれないが、やりすぎない、適度な距離を保つ、好きなように生活してもらうのは、本当に大切なことだと思う。 たくさんの人にこのような考え方があることを知ってもらいたい。2025/03/11
風斗碧
1
介護離職と親との距離の取り方、介護と家族間の付き合い方について非常に参考になった。 それにしても包括さんの仕事には頭が下がる。 いいかみんな、「介護」の字がよぎったら速攻で包括センターに連絡だ。 いつも有難うございます。2025/01/08