昭和100年

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昭和100年

  • 著者名:古市憲寿【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 講談社(2024/12発売)
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  • ISBN:9784065380321

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内容説明

万博・五輪・宇宙開発・原子力……、「昭和」という亡霊はいつまで僕らを呪縛し続けるのか?

セビリア、ミラノなど世界の万博跡地から見えてきた2025年大阪万博問題とは?
1964年東京五輪がなければ、高度成長はしていなかったのか?
種子島・宇宙基地、米・核実験博物館、独・原発跡地遊園地から見えてきた「近代」とは?
古市憲寿が「昭和の夢」の跡を歩きながら考えたこと――。

【本文より】
 昔からタイムリープや転生をテーマにした作品を観るたびに思っていたことがある。もしも成功する人生の選択肢が提示されたとして、僕たちは本当に、元々の人生を潔くあきらめられるだろうか、と。
 たとえば、本当だったら僕と一緒に笑っていたはずの友人が、他人として目の前を通り過ぎていく。この「成功」するための人生では彼らと知り合う必要はない。その運命に人は耐えられるのだろうか。思わず彼らに声をかけたくはならないのだろうか。
 この、ろくでもない「昭和100年」を迎える日本だからこそ、出会えた人もいれば、生まれた小説や映画、音楽がある。素晴らしい「昭和100年」では、同じ人間でも思想や信条は違ったものになっていただろう。当然ながら、本書『昭和100年』も出版されていなかった。
 僕たちは、この「昭和100年」を迎える世界だからこそ、僕たちとして存在している。

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