光文社新書<br> 海の変な生き物が教えてくれたこと

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光文社新書
海の変な生き物が教えてくれたこと

  • 著者名:清水浩史
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 光文社(2024/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334105112

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内容説明

サメやイルカ、ペンギンには迫力や愛らしさがあるが、地味、不格好、厄介者とされる海の生き物には、滋味深い魅力がある。日陰の路地裏に息づくものたちの虜になった著者が、長年の水中観察を通じて、しみじみと不思議さ・面白さを感じさせる生き物を厳選。民俗学的・博物学的な視点も交えながら、豊富な写真と文章で紹介。ゴマモンガラ、オコゼ、コバンザメ、カイロウドウケツ、ガンガゼ、カイメン…などなど。オールカラー版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

50
タイトルが気になり一読。途中から思ったこと。「変な生き物」の「変な」って、実際、どういうことなんだろう?生き物(動植物)は、それぞれが、今の形で生存している。それは、そこに至る進化の歴史があってこそで、何らかの意味があって思う。変な・・と思う思わないも、100人100様だろうな。まあ、その割合はいろいろだろう。いくつかは既知の名前もあったが、その生態までは知らないので面白く読んだ。へえ~・・・が、結構あった。2025/04/06

ホークス

39
2024年刊。気になる変な生き物の話。テーマは生態、食べ方、祭祀、漁業などごった煮で肩がこらない。著者の海での体験が下じきになっている。表紙のゴマモンガラが海や水槽で見せる粗暴さは人間くさい。強力な前歯に自信があるらしく、威嚇の様子は魚と思えない。オコゼを山の神(女神)として祀る伝統行事は全くの手作りで、古代を感じさせる。コバンザメを著者が幼少期に飼育したエピソードが生々しくて強烈。そこからコバンザメの漁(鵜飼的な)や信仰へと話が広がる。有明海で僅かに続くイソギンチャク漁、鹿児島のガンガゼ漁の話も面白い2025/01/21

たまきら

37
表紙を見て噴き出してしまい、その後タイトルを見て(失礼だなあ)と思いつつも自分も噴き出してしまったので同罪かしら。フグの仲間ってどうしてこう歯並びと言いどこか人間を思わせるんでしょうねえ。個性があってとても魅力的です。生態の話を楽しく読んでいると、次にはお守りにされるなど人間の文化と関わるお話になっていたり…と、雑学大好きな自分には肩ひじ張らずに楽しめる内容でした。海の中で日々の暮らしを送るなじみのお魚に会うのって、面白いんだろうな。泳げない自分、少しだけ憧れます。2025/03/15

テト

18
海にはいろいろな生物がいて、潜って散策するとたくさんの出会いがあり楽しいだろうなといくつかのヘンテコ生物の紹介がおもしろかった。どれも生物としての個性があるだけではなく、人間との関わりやこんな人間もいるよね、という親近感や条理を感じるような文章でした。海は身近ではないのですが、水族館や潮干狩りなど行ってみたくなりました。2025/05/31

Jam

5
海の変な生き物…さほど華やかさも無く、可愛らしいかと言われるとそうでもない、そんな海洋生物の習性や生き方を観察していると、そこから学ぶことも多いのでは…人間界隈は小さな潮溜まりのようなものなのかも…登場する生き物に興味が湧きました。ナマコ…飼育してみたい…肛門をじっくり観察したい…🤭2025/01/25

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