環境社会学事典

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環境社会学事典

  • 著者名:環境社会学会【編】
  • 価格 ¥26,400(本体¥24,000)
  • 丸善出版(2024/12発売)
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  • ISBN:9784621307540

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内容説明

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環境社会学は、人間社会とその周辺の自然環境との相互作用を社会や人々の側から検討する学問である。日本の環境社会学は、公害や大規模開発の問題等の解決を目指す「環境問題の社会学」と、人間と自然環境の多様な関係性や生活世界の理解を目指す「環境共存の社会学」として展開されてきた研究がベースとなっている。ともに被害者、被災者、生活者、居住者の視点とフィールドワークを重視しながら、時には隣接する学問分野と協働し研究することが特長といえる。新型コロナウイルス感染症、豪雨による洪水被害、猛暑・台風・豪雪の激甚化など、私たちの日常生活は多くのリスクに直面している。このようなリスクの根源には人間社会と自然環境との関係性の歪みが潜んでいる。本事典は、こうした時代だからこそ社会にとって重要な意味を持つ、環境社会学の視座やアプローチ、これまでの研究蓄積、そして今後の展開を収載している。

目次

第I部 〈人-自然〉の変容と社会
第1章 人と自然の付き合い方
第2章 近代化の矛盾としての公害・環境問題
第3章 日本における環境社会学のルーツ
第4章 環境社会学のポジショナリティ
第II部 環境問題の現場から考える
第5章 加害-被害構造論
第6章 受益圏・受苦圏論と社会的ジレンマ論
第7章 生活環境主義とコモンズ論
第8章 環境正義・環境思想
第9章 環境に関わる社会運動・NPO・ボランティア
第10章 海外の環境社会学研究
第III部 環境のリアリティに向き合う
第11章 歴史的環境の社会学
第12章 観光と環境の社会学
第13章 災害と環境の社会学
第14章 軍事と環境社会学
第15章 発展途上国の開発・保全と環境
第16章 環境社会学と地域づくり
第IV部 環境社会学のフロンティア
第17章 政策研究と実践
第18章 科学技術とリスクのガバナンス
第19章 食と農
第20章 エネルギーと環境
第21章 人新世の環境社会学
付録 環境社会学会30年の歩み

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