内容説明
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構造形態創生とは、境界の形状と内部の位相構造を同時に最適化する位相最適化のことをいいます。デジタルファブリケーションの普及にともない、より自由なかたちを作成できるようになるなかで、建築においては建物の形状と建物の内部構造システムを同時に考えるケースが増えています。本書では構造形態創生の手法である数理計画法、進化的手法、Hybrid法について、理論およびExcel VBAを用いた構造形態創生ソフトウェアの作成方法を解説しています。各手法を順に学ぶことで、それぞれの特徴を掴み、構造形態創生への理解を深めることができます。作成したソフトウェアでは、データ入力、解析、図の表示までを一貫して行うことができ、実際の設計にも利用可能です。また、ソフトウェアの使い方は独立して解説していますので、出来上がったものをダウンロードすることで、まずは気軽にExcelで位相最適化手法を使うこともできます。
目次
第1章 構造形態創生とは
第2章 2次元連続体の構造解析
第3章 数理計画法による構造形態創生
第4章 進化的手法による構造形態創生
第5章 Hybrid法による構造形態創生
第6章 構造形態創生ソフトの使い方
参考文献
索引