風景にさわる

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風景にさわる

  • 著者名:長谷川浩己【著】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 丸善出版(2024/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784621302040

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内容説明

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「世界とはいろんなことの関係性の網み目のようなもので、その現れようがそれぞれ固有の風景であり、ランドスケープデザインは、それらの関係がまさしくかたちとして現れ、その場に立ち会うことができる。それが面白いし、難しい。」著者はそのように述べています。 また、ランドスケープデザインについて、「一つの考え方、ものの見方で、明晰に語られる考え方ではなく、おぼろげな輪郭とともに浮かび上がってくる多面体のような考え方である」とも述べています。本書は、そのような「ランドスケープデザイン」のイメージを伝えることを目指して刊行されました。 数多くのランドスケープデザインを手掛け、醸成された著者独自の思考をスケッチやイラスト、図面とともに紹介し、読者に建築、風景、社会を考えるきっかけを与える設計手引き風読み物となっています。それぞれが独立したキーワードになっており、それらが互いに緩やかに関係しあっています。ランドスケープデザインを「風景を構成する膨大な他者たちとの関係を模索するデザイン」と捉え、そのディテールから風景までを言葉で描き切る一冊です。

目次

I 思考の手がかり
01 風景に気づく
02 関係性に参加する
03 「場所」を設える
04 風景は公共空間である
II デザインの手がかり
01 風景を再編集する
02 場所が生まれる契機をデザインする
03 体験をデザインする
04 時間を生きるデザイン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

もりおか

2
筆者は公共のなかの「ひとり」をいかに大切に作り出せるか、そこにランドスケープデザインはかかっている、と主張する。電車の中のパーソナルスペースを侵害し合う関係ではなく、見知らぬ他者と空間を共有する不思議な瞬間も確かに存在する。 建築とは何のためにあるのか。単なる移住空間の提供、スマホで時間潰しをするためにベンチを設置 する事ではなく、広がりの創造、他者を排除の対象から受容の対象へ移行させる手段のひとつ、その場の佇まいさえ奥行きのあるものに変えていく…深遠で深長なランドスケープに魅力を感じた。2017/12/13

doji

1
ランドスケープデザインについての本をはじめて読んだけれど、デザインすることとしないこと、部分と全体、地と図などのキーワードから、自然と人為のあいだにある分野としての謙虚さをとても感じた。思想的なエッセイとも読めるし、自然への敬意とデザインという行為の抽象性をそのまま受け止めているような、そんな感覚のある本だと思う。2021/07/23

おさや

1
読みやすかった ランドスケープ の目線を知った2020/07/24

hideko

0
肌触りのある風景? 難しい! 2017/12/06

点猫

0
ランドスケープデザインの根底の思考法(倫理観のような)に触れることができる1冊。個人的にはとても共感したし、もう一度しっかり読みたい。2024/10/22

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