アストロバイオロジー

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アストロバイオロジー

  • 著者名:山岸明彦【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 丸善出版(2024/12発売)
  • ポイント 28pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784621300008

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内容説明

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もし、あなたが「地球にはすでに宇宙人が来たことがある」と信じているのであれば、この本にはがっかりさせられると思う。 もし、あなたが「地球だけが生命を宿すまれな惑星である」と考えているのであれば、あなたはその考えを変える必要が出てくるかもしれない。(本書「はじめに」より)宇宙規模で見れば「地球だけが特別」という理由は見つかりません。地球外生命がいてほしいと願う方にその願いが叶う可能性がどの程度であるのか、いつ頃どのようにその願いが叶う可能性があるのか、もしくはないのか、それを考えていくことのできる構成となっています。アストロバイオロジーという分野は、まだ成長過程の研究分野ですが、急速に発展をしてきました。生命が存在する場として地球がどの程度普通の存在であるかの検討を試みている一冊です。研究者たちは、何を考え、何をなそうとしているのか、その一端を日本のアストロバイオロジーをけん引する著者がわかりやすく解説します。

目次

はじめに
第一章 宇宙人は存在するか―地球外知的生命体の可能性
第二章 知的生命は誕生するか―知的生命の偶然と必然
第三章 地球外生命―どこでどのように探すか
第四章 生命とは何か―地球生命と宇宙の生命
第五章 生命 の材料はどうできたのか―宇宙の誕生と元素の起源
第六章 生命 はどこで誕生しうるか―どのように誕生するか
第七章 何があれば生命は進化するか―進化の条件
第八章 我々は未来を目指す―宇宙を目指す
参考文献
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まいこ

22
地球ができてわずか1億年ほどで最初の生命が現れ(地球外から来た可能性も)20億年かけて真核生物に、10億年かけて多細胞生物になり5億年かけて陸上に出て、1万年ほど前から文明を築きこの100年で電磁波で通信するようになり。もし条件が揃っていたら地球の外でも、ざっくり似たような歴史が再演されそうな気がしてくる。細胞内共生や多細胞化や言語の発明など、地球で複数回起きていることは収斂進化のように必然的に起こるのかも。感覚器官は情報処理する脳の近くに集まって、目や耳は2つ、左右対称みたいな基本形に収まるのかも?2022/05/01

shinano

12
地球外生命というと映画のせいで、いろいろと誤解とSFに毒された一般人が想像するものがあろう。この本はそんなひとには読めない本。そんな人たちには、理解できないだろう。 地球外の生命をまだ発見もしていない人類、生命とはの定義すらなしえない人類に、地球外もふくめての生命を語れる「知」などないことを知る本。 まずは、地球とこの惑星を左右しかねない人類の生命としての存在であることの謙虚な認識と、地球生命をわからなくては。 真面目に、地球と地球の生命を考えるための科学(人類知)の本だね。 総合科学だよ。 再読するよ。2018/12/13

クサバナリスト

8
NHK『視点・論点』で著者が語ったアストロバイオロジーに興味を持って本著を読んだ。一般向けに平易な文章であるが、説明内容は結構難しかった。地球の生命誕生の歴史を振り返り、それをもとに地球以外の生命の存在を考察を行う学問。単に宇宙人の有無を問うのではなく、生命発生のメカニズムを知らないと地球外生命を見つけることは困難なようだ。2016/07/21

ゲンゲン

1
読みやすく、色々な視点で生命の誕生や進化、それから宇宙空間で他の惑星に移動できる条件などなど。ただサブタイトルにあった一番知りたかった他の星に生命体や可能性について言及が少なかった。そこは少し期待はずれだったかもしれない。2017/09/29

K.K

0
(★★★★★)2017/05/31

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