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内容説明
■名作を読んで論理力を鍛える全101問
「頭がいい」とは、高度な論理力(言語処理能力)を持った人です。
先天的に高い論理力をもっている人がいることは確かですが、
じつは論理力は訓練によって飛躍的に高めることができるのです。
そして本書はそのためのドリル。
題材としている文学作品を読み、101のよく練られた設問に挑戦してみてください。
芥川龍之介『蜜柑』/葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』/
太宰治『魚服記』/夏目漱石『夢十夜』
本書によって論理力が身につくことはもちろん、
文学の正確な読み方が分かり、そのおもしろさを十分に味わうこともできます。
【本書で身につくこと】
・文章を正確にとらえられる。
・相手の話を瞬時に理解できる。
・物事の本質をつかむ思考能力が身につく。
・巧みな文章が書けるようになる。
■目次
第一部 日常の中で論理力を磨く *論理エンジンの6つのルール
第二部 『蜜柑』芥川龍之介 *SCENE 1_12
第三部 『セメント樽の中の手紙』葉山嘉樹 *SCENE 13_21
第四部 『魚服記』太宰治 *SCENE 22_40
第五部 『夢十夜』夏目漱石 *SCENE 41_48
※本書は2006年12月に小社より刊行された『論トレ』を改題および加筆・再編集したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
40
「頭がいい」とは、高度な論理力を持った人のことをいう。その高度な論理力を獲得し、感性を磨くための言語プログラムを「論理エンジン」と名付けた。論理エンジンのルールは、①主語と述語で要点をつかむ②言葉のつながりを見る(修飾被修飾)③文と文のつながりを見る(接続語)④イコールの関係を見る(具体例・引用)⑤対立関係を見る(比較・反対意見)⑥因果関係を見る(AだからBである)。芥川龍之介『蜜柑』、葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』、太宰治『魚服記』、夏目漱石『夢十夜』を元にした、いわゆる国語のテスト問題集でした。2017/08/22
本詠み人
34
論理力を養うトレーニング「論理エンジン」の大人版です。普段敷居が高くて手が出ない名作文学を問題としているところも嬉しかった!芥川龍之介の『蜜柑』、葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』、太宰治『魚服記』、夏目漱石『夢十夜』…一部の文章から問題が出され、答え合わせで丁寧な解説がされます。頭の体操にどうぞ🤗2022/10/21
復活!! あくびちゃん!
4
『論トレ』と同じ内容(設問は一部変更してある)だった! 相変わらず使用されている作品は名作だが、問題は完全な国語の試験だった。2016/10/18