講談社学術文庫<br> 哲学宗教日記 1930-1932/1936-1937

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講談社学術文庫
哲学宗教日記 1930-1932/1936-1937

  • ISBN:9784065365656

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内容説明

真の信仰を希求する魂の記録!
死後42年たって新発見された幻の日記

『論考』から『探究』へ―大哲学者が書き残した、自らの思考の大転換、宗教的体験、そして苛烈な内面の劇!
“隠された意味”は何か!?

私の本『論理哲学論考』には素晴らしい真正の箇所と並んで、まがい物の箇所、つまり、言ってみれば私が自分特有のスタイルで空所を埋めた箇所も含まれている。1930.5.16
真の謙虚さとは、1つの宗教的問題である。1930.10.18
私はすべてを自分の虚栄心で汚してしまう。1931.5.6
人は職人の比喩に惑わされているのだ。誰かが靴を造るというのは1つの達成である。しかしいったん(手元にある材料から)造られたなら、靴はしばらくの間は何もしなくても存在し続ける。しかしながら、もし神を創造主と考えるのなら、宇宙の維持は宇宙の創造と同じくらい大きな奇跡であるはずではないのか、1937.2.24――<日記本文より>

『論考』がウィトゲンシュタインにとっての原罪であり、それを克服するためにこそ、この日記が書かれたのだという言葉に、おそらく多くの読者が驚き、いぶかしがられることと思う。――<訳者解説「隠された意味へ」より>

*本書の原本『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記 1930-1932/1936-1937』は、
 2005年に小社より刊行されました。

【目次】
はじめに
編者序
編集ノート
謝辞
凡例

第一部 一九三〇ー一九三二
第二部 一九三六ー一九三七

コメンタール

コメンタールで使用された参考文献と略号
人名索引

隠された意味へ ウィトゲンシュタイン『哲学宗教日記』(MS183)訳者解説)
訳者あとがき
訳者あとがき補遺(学術文庫化にあたって)

目次

はじめに
編者序
編集ノート
謝辞
凡例
第一部 一九三〇ー一九三二
第二部 一九三六ー一九三七
コメンタール
コメンタールで使用された参考文献と略号
人名索引
隠された意味へ ウィトゲンシュタイン『哲学宗教日記』(MS183)訳者解説)
訳者あとがき
訳者あとがき補遺(学術文庫化にあたって)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

特盛

28
評価3.5/5。1993年に発見されたウィトゲンシュタインの日記。論理哲学論考を現した前期と哲学探求などの後期の間に記されている。年齢にして40代の頃。内容は自分の虚栄心への嫌悪や論考を含む過去の仕事への不満足、枯れていく才能、うまくいかない恋愛や人生についてが告白されており、天才もまさに中年の危機にあったのかもしれない。論考において哲学の問題を終わらせたとした彼だが、生の問題は延々と人生についてくる。その苦悩がありありと見て取れる。著名人だからって個人の日記が後で世界に公開されるとは、残酷だとも思う。2025/07/19

∃.狂茶党

15
ウィトゲンシュタインの二つの日記がおよそ半分、残り半分は、編集者による用語解説と、翻訳者による読み解き、後書きである。 二冊の本が一冊になってる感じである。 日記はいろんな人のものが本になっており、伝記的関心や、当時の風俗資料など、さまざまな読みができると思う。 本書の場合、哲学者の内面、思索の深まりなどがよみどころであるとおもう。2025/08/16

Ex libris 毒餃子

8
ヴィトゲンシュタインが好きな人だけ読めばいいかなあ。2025/06/16

双海(ふたみ)

8
死後42年たって新発見された日記。難しい箇所は理解できなかったが、苦しんで書き継いでいったことがわかる。「良心に苦しめられ、そのため仕事ができない。キルケゴールの著作を読んで、これまでもそうだったが、いっそう不安になった。私は苦しもうとしない。そのことが私を不安にさせる。」(1937年2月13日)2025/04/08

Go Extreme

2
哲学と生(実存)の関係 哲学が生や宗教的体験に密接に関連 哲学的思考←生(実存)のあり方に依存・規定 彼の生における変化が、哲学的思考の本質的な変化をもたら理想と現実の理解ー現実を理解するための像≒理想 プラトン主義からの解放→現実との関係を新たに理解 宗教的体験: 自己の虚栄心を認識→乗り越えるための努力→新たな自己を創造 内的な葛藤と自己変革: 自己の内的な葛藤を克服→新たな生を見出す過程 ありのままの自分を見つめ純粋に生きようと努力 哲学的活動の歴史的移行: 宗教的・倫理的な行為>単なる理論的な変化2025/01/15

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