国際誌エディターが教えるアクセプトされる論文の書きかた

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国際誌エディターが教えるアクセプトされる論文の書きかた

  • 著者名:上出洋介【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 丸善出版(2024/12発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784621086902

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内容説明

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地球・宇宙科学分野で最高峰との評価を得るJournal of Geophysical Research-Space Physicsをはじめ、数多くの国際誌のエディターとして計11年間務めた経験をもつ著者が、よい論文とは何かを丁寧に語ります。 どうして研究者は論文を書かなければいけないのか?実際に論文を提出してアクセプトされるまでに現代の科学界では避けて通れない、審査時のレフェリーとのやりとりのポイントも解説します。どれだけ論文を投稿しても、エディターがアクセプトしてくれない。完璧にデータをそろえたはずなのに、レフェリーが次々問題を指摘してくる。もうどうすればよい論文が書けるのかわからない!と悩んだことのある研究者には必読の一冊です。

目次

CHAPTER1 論文発表は研究者の義務
1-1 研究の成果としての論文
1-2 研究論文の数値化
1-3 論文による研究の評価
CHAPTER2 よい論文とは
2-1 論文のスタイル
2-2 いろいろなジャーナル
2-3 論文の基本条件
2-4 論文の不正は研究の不正
CHAPTER3 論文の提出から採択まで
3-1 論文の審査過程
3-2 レフェリーの資格
3-3 エディターとレフェリー
3-4 レフェリーの役目
3-5 論文のバリエーション
CHAPTER4 論文を書く基本から実際へ
4-1 準備をしっかりと
4-2 各セクションの注意事項
CHAPTER5 英語論文の書きかた
5-1 英語で書くということ
5-2 日本人が間違える英語
5-3 英語でやりとり
CHAPTER6 レフェリーコメントへの具体的対処
6-1 レフェリーは建設的であるべき
6-2 レフェリーへの応答
CHAPTER7 まとめ
APPENDICES 付録
A 論文英語で注意知る事
B レフェリーコメントなどの実例
参考文献
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

27
論文とは、あるテーマに関する研究結果について書いた文書(2頁)。研究は、想像力と創造力をつなぐ、人だけにできる知的プレー。その本質は個人のイマジネーションに基づく想像力(3頁)。よい論文を書くには、しっかりとした目的意識をもっていなければならない(5頁)。数学に次いで社会科学は平均インパクトファクターは低い方の分野(20頁他)。私の所属している学会は、ダブルブラインド法。論文の著者が誰かわからない(85頁)。徹底的に研究内容のみで、人格などは関係ないのか、という疑問もある。 2019/01/19

Miyoshi Hirotaka

23
論文の不正は研究の不正。読者、同僚ひいては世の中を意図的に騙そうというのだから詐欺と同じ。もし、医学論文であれば、人の生死にかかわる。研究費の出所を考えれば、国民を騙すことに同じ。さらに、一人の悪事によりわが国の研究全般の信頼性に傷がつく。さて、科学者程ではないにしろ、マスメディアにも同じことがいえる。嘘の記事を書いた記者は、その犯罪性を自覚している。しかも、計画的、組織的だ。にもかかわらず、強弁したり、誤魔化したりするのは、報道への信頼を根幹から揺るがす。小さな訂正記事を出して不問にされる問題ではない。2017/04/12

Koning

17
欧文ジャーナルのエディター(編集者じゃなくて学会誌を纏めるお仕事という感じ)をやってた著者のリジェクトされないための科学論文を書くためのあれこれ。なのだが、もうね、冒頭から独法化以後の論文の質量ともに減ってることが紹介そもそも捏造だのコピペだの盗作だの2重投稿はアウトもアウトとかそういった話が続く。しかし、恐ろしく実践的なのがエディターが目にして読んでレフェリーに送る論文にするためのアブストラクトの書き方だの、レフェリーからダメを出された時にどうするか?とかがもの凄いお役立ちな気がする。2014/06/27

N.Y.

5
英語の例文が参考になります.漠然としていたところも解説されていてすっきりしました.日本語ですら書くのは苦手(嫌い)なので助かります.2015/12/24

yori

5
★★★☆☆ この手の本を少し読んでみようか。大体内容は同じかな?2015/04/08

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