内容説明
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今日、あらゆる分野でますます多元化・相対化現象が進み、いわゆるドラマが失われて、文字通りカオスの状況が現出している。本書は、その具体的な反映を、国内外・古今の演劇や映画に見ながら、そうした状況からの脱出・再出発の道を、広く思想の次元のこととしてたずね、読者をドラマ再発見の旅へと誘う。
目次
まえがき
序論 二元から多元へ
第一章 シェイクスピアをめぐって
第二章 ブレヒトとベケットの交点で
第三章 チェホフの《読みなおし》
第四章 日常からの発想
第五章 現代喜劇の問題
第六章 いま、なぜ歴史劇なのか、あるいは新しい歴史劇への期待
あとがき