内容説明
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文化芸術活動の知見や成果を経済学に生かすことで、必ずしも人々の幸福につながらなかった経済的発展や成長が成し得なかった人間性の回復が現実のものとなる、とする「文化経済学」は、アダム・スミスに始まり、宮沢賢治や河上肇といった思想家にも影響を与えたラスキンやモリスなどの活動がその発展を導いた。本書は、情報化社会が著しく発展し、国境を越えたネットワークの形成と情報交流、共有化による今日においてこそ、「文化経済学」の考え方に基づき、芸術を生活に活かした社会を構築できるまさに好機であると説く。人類史の流れ、とくにルネッサンスとの対比によって文化経済学の現代的な位置づけを行った第一章、芸術文化産業論の視点からする第二章、企業論の視点からみた第三章、ボランティア経済論からみた第四章、地域の分権システムと文化政策を取り扱った第五章、経済学とくに価値の理論からみた第六章で構成。
目次
序章 文化と経済を考える視点
第一章 マルチメディア社会は人間復興の時代か?
第二章 産業の進歩における情報技術と「生活の知恵」
第三章 企業文化の経済学
第四章 ボランティアの文化経済学
第五章 地域の固有性と文化政策の展開
第六章 文化経済学
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