内容説明
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本書が刊行された平成5年(1993)は少子高齢化の入り口に差しかかった時期であったが、無策で進めば世界的にも経験したことがない急激なスピードで進むことが既に予見されていた。本書では日本より前に少子高齢化社会を経験したスウェーデンが、どのように社会システム等を変更し問題を解決できたのかを描き、国民が遮二無二働いた結果「経済大国」となった日本も、来る少子高齢化社会を克服し、スウェーデンのように国民が豊かに生きる「生活大国」へとシフトを図るさまざまな処方箋を示して好評を博した。また本書では、少子高齢化問題の背景にある長時間労働、育児や介護の女性負担、女性の政治参画の不足、学歴と採用、労働人口の不足など、日本が今日なお抱える多くの課題についても、各種データを示しながらあざやかにその解決策を提言している。刊行から四半世紀以上の年月が経ち既に解決されたものもあるが、今なお迷走し横たわったままの課題も少なくない。バブル崩壊後「失われた○年」などと言われ、またバブル崩壊そのものを直接知らない若い世代も増えつつある今日、本書を今日的な視点で読み解くことで、豊かな日本社会の新しい浮揚策を考える契機となるだろう。
目次
第1章 長寿社会に不安の予感---さらば会社中心主義社会
第2章 連帯感で「人にやさしい社会」を
第3章 「休まぬ者、働くべからず」
第4章 「家庭も職業も」
第5章 寝たきりなんて「ノー」、街へ「ゴー」
第6章 地球市民権の試み
付 録 《生活大国》のライフ・ステージ〔政策提言〕
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