祥伝社文庫 アウトロー

著者名：香納諒一

祥伝社（2024/12発売）

• ISBN：9784396332037

内容説明

切なくて、心ゆさぶられるはぐれ者たち…
「おまえ、“泣き丸”だよな」少年時代の渾名（あだな）で呼ばれ、銀行支店長の丸太滋雄はぎょっとした。
不良債権の担保ビルに棲む「占有屋」が、幼馴染みの八木勝雄だったのだ。同じ母子寮で育った2人の15年ぶりの再会。そして彼の部屋で見たものは……。（「愛しのアウトロー」）
殺し屋、泥棒、ヤクザ……切なくて胸を打つはぐれ者（アウトロー）たちの出会いと別れ、そして夢。心揺さぶる傑作集！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[GAKU]

ヤクザ、泥棒、クレーマー、殺し屋等題名の通り、社会からはみ出たアウトロー達を描いた短篇集。どれも哀しく切ない結末。香納さんの世界を堪能しました。

2025/02/07

[Ayumu Honma]

チンピラやクレーマー、小悪党を題材にした短編集です。 どの話も、悲しい結末の話が多いです。 さすが、香納諒一といった感じです。

2012/08/11

[ぱーぷる・ばんぶー]

殺し屋やヤクザなどアウトローを主人公にした短編集。どれも切ない幕切れのいい話です。

2009/11/01