内容説明
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「ダイナマイトを発明したのは、まだ許せるとしても、ノーベル文学賞を考え出すなんて言語道断だ」(バーナード・ショウ)。二〇世紀の幕開けと共に誕生したノーベル文学賞は、二度の大戦をはじめとする無数の戦争や革命、民族紛争など、時代の激動と共に歩んできた。授賞の栄誉に輝いた八十余名と、生涯待ち続けた数多の作家達、そして自ら受賞を拒否した人々。これらの文学者たちがおりなす人間のドラマと、その生きた時代を、多くの作品や証言によって綴る。
目次
第一章 最初の十年
第二章 異邦人の登場
第三章 第一次大戦の波紋
第四章 二人のアイルランド人
第五章 文学以外の受賞者
第六章 ナチス・ドイツの影
第七章 隆盛の時代
第八章 アメリカ文学の勝利
第九章 受賞を拒否した二人
第十章 「美しい日本の私」
第十一章 文学地平の拡大
ノーベル文学賞の受賞者一覧
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ecriture
2
表面をぺろーんと舐めるようなノーベル文学賞作家ガイド。フォークナーとスタインベックも文学に美しい使命を感じていた。2012/05/23
ハニ
0
名前覚えられない・・・ 読みながら覚えていこう。2012/03/02
★★★★★
0
NHKのベテラン記者によるノーベル文学賞略史。世界文学史に名を轟かせる豪華な受賞者達と彼らをめぐるエピソードも面白いですが、それほど熱心な文学の読み手ではない社会科学好きとしましてはそれ以上に、世界一の文学者を決めるというそもそも無理のある行為が権威を獲得するまでの過程と、受賞者決定に際しての政治的メカニズムに興味を感じました。2009/10/28
悸村成一
0
読了121冊め。全11章。~ゴーディマまで。2020/10/14