内容説明
7月の暑い日、わさび園の作業所の天井からぽとりと落ちてきたのは親指のさきくらいの小さな小さな生き物、モグラの仲間「ジネズミ」だった。筆者が創意工夫と観察を続け、小さな命を育てていく感動作。第5回子どものための感動ノンフィクション大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スイ
10
タイトル通り、天井から落ちてきたジネズミと暮らした日々を描いたノンフィクション。 手探りでのジネズミ育てについてはもちろん、著者のライフワークである渡り鳥の観察や、ワサビ園の仕事など、語られる全てが興味深かった。 感傷的になり過ぎず、淡々と書かれているけれど、ジネズミへの温かな思いや野生動物への敬意が伝わる。 写真やイラストも多く、子どもも楽しんで読めそう。2021/06/28
サン
6
小さなモグラの仲間、ジネズミを育てるノンフィクション。名前をつけるつもりはなかったのに、ちうと呼び、ちうのために虫を探して変化して行く流れが良かった。大人も楽しめます。2017/07/01
yamakujira
6
作業小屋の天井から落ちてきたジネズミの赤ちゃんを育てた飼育記録。トガリネズミ科のジネズミはネズミじゃなくてモグラの仲間、でも生態はモグラよりもネズミに近い、ってややこしい存在だな。野生のジネズミには会ったことがないけれど、とがった鼻先がかわいい。繁殖を経験したことなく生を終えて不憫と見るか、野生よりも長寿を全うできて幸福と見るか、評価が分かれるかもしれない。でも、こんな小さな生き物は、飼い始めたら心配で放せないよね。驚くほど長生きしたのに、それでも死んじゃったらホロリとしてしまう。 (★★★☆☆)2016/01/30
7petit
5
天井の穴から落ちてきたジネズミの赤ちゃんを育てることになった著者が、ジネズミちうの一生を描いたノンフィクション作品。ちうが どんな風に成長していったかが楽しく読める。写真やあべ弘士さんのさし絵も魅力的。著者をはじめとして、動物好きな人たちの小さいものへの温かいまなざしが伝わってくるところがいい。動物好きな中学年へ手渡してあげたい。2015/08/03
K-dream
4
ジネズミといっても,もぐらの仲間らしい.天井裏から落ちてきた赤ちゃんジネズミを育て,観察したノンフィクション.著者は“鷹の渡り”の調査をしているらしい.鳥たちの話も少し出てくる.著者の愛情が伝わってきて,おもしろかった.2015/07/04




