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出版社内容情報
イノベーションとデジタル戦略の世界的権威の2人による、
リアルタイムデータとAIを製造業と融合させるための戦略書
IoT×AIがつくり出す新たなビジネス戦略
製造業の多くの企業は、設計領域や生産、販売、調達などのSCM領域、工場の自動化といった「モノづくり」領域のデジタル変革を推進しています。そして今後はこれらの取組みのなかで、IoTデータやAIを全面的に活用していくことを構想しています。そこに「モノ」のデジタル化という、「モノづくり」のデジタル化の延長では考えられない新たな流れが加速しています。高品質な「モノ」をいかに安く早くつくるかという従来の「モノづくり競争」とは異なる世界が広がりつつあるのです。
経営者は、当面は既存事業で利益を確保しながら、いままでの延長線上にはない新たなビジネスモデルへ転換するため、何をどのような順序で行っていくべきかを検討し、それらを着実に実行していかなければなりません。本書は、その際に、参考となる指針や具体的なアプローチを提示することを目的としています。製造業を中心に書かれていますが、今後身体データや環境データといったセンサーデータの活用が期待される領域であればどの業界にも役立つフレームワークが提供されています。
製造業を中心とする従来型企業は、データやAIを活用し、業界の垣根を越えて多様な機械間をデータが流れるエコシステムの中で、自らの役割を見極め、次の競争戦略を打ち出すことが求められているのです。(本書「訳者まえがき」より抜粋)
内容説明
戦略とイノベーションの世界的権威による本格的経営書。IoT×AIがつくり出す新たなビジネス戦略。
目次
第1部 鋼鉄とシリコンが出会うとき(産業の過去は序章にすぎない;大手企業を制するデジタル新興企業;反撃に転じる産業界大手;4つの戦略展開領域)
第2部 価値のベクトル(優れた機械の戦い;目覚ましい結果を求める競争;スマートシステムの対決;カスタムソリューションの激突)
第3部 フュージョンフロンティアの獲得(フュージョンの原則と実践)
付録 関連する学術情報と行動の呼びかけ
著者等紹介
ゴビンダラジャン,ビジャイ[ゴビンダラジャン,ビジャイ] [Govindarajan,Vijay]
ダートマス大学タック経営大学院教授。戦略とイノベーション分野に関する世界的権威として知られている。ハーバード経営大学院マービン・バウワー・フェローや、INSEAD(仏フォンテーヌブロー)とインド経営大学院アーメダバード校にて客員教授も務めた。『ビジネス・ウィーク』誌が選ぶ「企業エグゼクティブ教育におけるビジネススクール教授」のトップ10や『フォーブス』誌の格付けによる「最も尊敬を集めるエグゼクティブコーチ」のトップ5に選出されるなど米国を代表する経営思想家の一人。ブルームバーグCEOフォーラム、ワールド・ビジネス・フォーラム、TED、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)などの基調講演者も務めている
ベンカトラマン,ベンカット[ベンカトラマン,ベンカット] [Venkatraman,Venkat]
ボストン大学クエストロム経営大学院教授。専門は情報システムと戦略・イノベーション。デジタル戦略の世界的権威として知られている。マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院やロンドン・ビジネス・スクールにおいても戦略分野の教鞭を執っていた。博士論文はアカデミー・オブ・マネジメントのA・T・カーニー賞を受賞。グーグル・スカラーにおいて、経営学とデジタル戦略の分野で引用件数が最も多い研究者の一人であり、その数は5万件を超える。IBM、エリクソン、GE、アマゾン、マッキンゼー、ソニーなど世界のトップ企業に対して、コンサルティング、プレゼンテーション、ワークショップなどを開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。