内容説明
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存在自体は確認されていたものの、「謎の粒子」や「幽霊粒子」と呼ばれていたニュートリノ。他の素粒子と比較すると、きわめて反応力が弱く、その正体は、なかなか捉えることができませんでした。1世紀に一度遭遇するかどうかという陽子崩壊の探索を主目的に建設されたカミオカンデは、そのニュートリノの性質の解明に向け潮流を築きました。従来の素粒子実験装置には無い大容量の3000トン水チェレンコフ検出器が大きな利点を生み、ニュートリノの検出に成功しました。さらに、ニュートリノ反応とよく似た現象を引き起こす検出器内の自然放射物質を除去する方法を開発し、観測の精度を高めました。本書は、カミオカンデの始まりから、現在の最前線までのニュートリノ研究について、研究者たちが何を追い求めて実験を進めたのか、どのように新しい発見を成し遂げてきたのかを紹介しています。ニュートリノ研究の生の声を書き留めており、発見現場の興奮が、読者の方々にも伝わることでしょう。
目次
1章 カミオカンデ:ニュートリノ探究の原点
2章 陽子崩壊を探す
3章 消えた太陽ニュートリノの謎を追う
4章 超新星爆発ニュートリノの初検出:ニュートリノ天文学の創始
5章 大気ニュートリノもおかしい
6章 スーパーカミオカンデの待望とニュートリノ質量の発見
7章 ニュートリノ質量の発見:加速器からのニュートリノを使うK2K/T2K
8章 反ニュートリノ質量の発見:原子炉からのニュートリノを使うカムランド
9章 これからのニュートリノ探究
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