死の仕事師たち - 彼らはなぜ「人の死」を生業としたのか

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死の仕事師たち - 彼らはなぜ「人の死」を生業としたのか

  • ISBN:9784826902656

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内容説明

エンバーマー、死刑執行人、葬祭ディレクター…彼らはなぜ「人の死」を仕事にしたのか? 
気鋭の作家が描く感動のノンフィクション。


私たちの知らない「死の現場」


「感動的で、面白く、思わず涙する。死についての知識と感情、そして私たちが何者であるかを教えてくれる。
死そのものがそうであるように、穏やかで、思いがけず優しい本である」
――作家 ニール・ゲイマン(『グッド・オーメンズ』、『サンドマン』著者)

「キャンベルは素晴らしい作家だ。
死者と共に人生を過ごす人々に見られる、繊細な哀愁とブラック・ユーモアを捉えている。」
――作家 ケイトリン・ドーティ(『煙が目にしみる』『世界のすごいお葬式』著者)

「死の産業に関する精神や歴史についての思索を、ルポルタージュの中に織り込んでいる。
決して不気味なものではなく、心を打つ、斬新な一冊だ」
――フィナンシャル・タイムズ

目次

はじめに

1 死の淵――葬祭ディレクター
2 ギフト――アナトミカル・サービス・ディレクター
3 一瞬で石に変える――デスマスク彫像家
4 生殺し――被災者身元確認業務
5 恐怖――犯罪現場清掃人
6 死刑執行人と夕食を――死刑執行人
7 永遠に続くものなんてない――エンバーマー
8 愛と恐れ――病理解剖学技師
9 たくましい母――死産専門助産師
10 土に還る――墓堀人
11 悪魔の御者――火葬オペレーター
12 希望に満ちた死者――クライオニクス・インスティテュート

あとがき

謝辞
訳者あとがき
原註

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

25
葬祭ディレクター、デスマスク彫像家、犯罪現場清掃人、死刑執行人、墓掘り人……死にまつわる職業に就く人々のノンフィクション。題材が題材なだけに、グロテスクに思える描写も多いけれど、著者の真摯な姿勢は扇情的でなく、職業人の姿をとらえたノンフィクションにしている。けれど「死産専門助産師」の章はさすがに辛かった。この方面にセンシティブな方は気を付けてほしい。とても良い内容なのだけど、私は泣きながら読みました。一冊丸ごとの印象としては、死を扱いつつも死に惹かれる人間の性に迫る迫力があり、面白かった。おすすめです。2025/01/04

tom

16
この本を読みながら思い出したのが、葬儀の仕事をしている人にインタビューをしたときのこと。話を聞いている途中、彼がどうして葬儀の仕事をしているのか知りたくなってしまい、適切ではないと分かっていて「どうして」と聞いてしまった。彼は、私をサラリといなして、何も語ってはくれなかった。50年近く昔の話です。「病理解剖学技師」はちょっと感動的、そして読みながら、彼には語りたいことがあったのかもしれないと思った。死と直接向き合う仕事は、遠いところにあるような感じがするのだけど、ひょっとしたら大事なものが見えるのかもと。2025/04/22

本の蟲

16
映画『おくりびと』で納棺師という職が一時注目されたことがあるが、本作も「人の死」に関わる職業を取材したルポルタージュ。葬儀ディレクター。墓堀り人。火葬オペレーターから、医療検体解剖ラボ。デスマスク彫像家。被災者身元確認業務。犯罪現場清掃人。死産専門助産師etcetc。個人的には被災者身元確認業務の膨大なタスク(あらゆる災害・事故に対しての事務処理。メディア対応。遺族への連絡窓口から現場への旅程に滞在先確保にセラピーまで)に圧倒された。また、土葬が一般的と思っていたキリスト教圏での火葬割合の高さが意外だった2025/01/31

ハルト

13
読了:◎ 様々な死にまつわる職業を追ったドキュメント。死に近いところにいる彼らは、それぞれの矜持を持ち、自らの仕事に挑んでいる。それが例え人に知られることが少なくても。▼こんなにも死に関する仕事があるとは。おそらく他にもまだあるのだろう。必ずいつかやってくる死。それを迎えてくれる人がどんな人たちなのかを知れてよかった。けれど死によって起こる残酷な容赦のないお別れ。それをまざまざと突きつけられる本でもあるので、軽い気持ちでは読めない。覚悟がいると思う。著者同様心を動揺させられた。2025/02/15

アカツキ

12
著者は幼い頃から死に魅了されており、人目から死を隠そうとする世間の振る舞いに疑問を抱いていた。そこで人の死に関わる仕事をしている人はどのように考えて仕事に向き合っているのだろうとインタビューしてみたという、ノンフィクション本。すごく良かった。死者に敬意を払う仕事人たちには感謝しかない。中でも特に死産病棟の話に深く胸を打たれた。この思いやりが普通のことになる世の中になればいいのにと思うが、それには今の世は忙しすぎる。シリアスでドラマティックな話が続く中、墓堀人二人の素朴な人柄にホッとする。2025/06/09

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