新潮文庫nex 黒雪姫と七人の怪物 最愛の人を殺されたので黒衣の悪女になって復讐を誓います（新潮文庫nex）

著者名：太田紫織【著】

新潮社（2024/12発売）

• ISBN：9784101802985

内容説明

お前たちだけは絶対に許さない――。次期女王の死を悲しむ陛下を慰めるため、色鮮やかな服を着るよう定められた北の公国。その凍てついた大地で唯一黒衣を身に纏う若き元伯爵夫人・アナベルは、冤罪で処刑された最愛の人のため、悪女と化してでも徹底的な復讐をすると決意していた。故郷を追われた訳あり従僕のシロが彼女と出会う時、運命の歯車が回り始める。異世界復讐劇、開幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

次期女王の死を悲しむ陛下を慰めるため、色鮮やかな服を着るよう定められた北の公国で、復讐に燃える若き元伯爵夫人アナベルが、故郷を追われた訳あり元従僕シロと出会う復讐劇。北の公国で唯一黒衣を身にまとい、冤罪で処刑された最愛の人のため、悪女と化してでも徹底的な復讐を決意するアナベル。特異体質ゆえに居場所を失ったシロが、美しくもどこか普通ではない彼女のもとで働き始める過程で遭遇した結社の所業はなかなかおぞましいものがありましたけど、アナベルとシロの意外な繋がりも気になる一方、第二皇女の所業もなかなか衝撃的でした。

2024/12/26

[史]

実績のある先生なのですから、昨今流行りのタイトルにする必要性はないと思います。まあそんなことはどうでもいいとして、内容は実に楽しめるものとなっております。怪物なような力を持つが故に人々から避けられた優しき少年と、陰謀によって愛する夫を奪われた未亡人が繰り広げる物語。暗さ黒さが溢れているはずなのに、キャラクターはどこか明るく、邪悪さよりも善性がよく目立ちます。復讐と書いておりますが生死だけが結論でもないという作りはとても良い。ロマンスの匂いもなかなか良く、今後とも期待しましょう。面白かった！

2025/04/02

[leo18]

中世ファンタジー？いろいろ詰め込み過ぎで、終始世界観やキャラの関係性が掴みづらかった。

2025/01/20

[やいん]

作家買い。うーん。面白いけどあと一歩。 タイトルがなろう系っぽさを感じる。でもそういう内容ではない気がする。

2025/03/05

[YM]

太田先生の新シリーズ！待ってました！！異国感のある世界で人外が活躍というとてもキャッチーな設定で、一気に引き込まれました。今後の展開も楽しみ！！

2025/04/06