内容説明
内藤湖南と並ぶ京大東洋学の創始者、狩野直喜が約百年前におこなった一般向け講義。文学・史学・哲学・地理等を総合する中国学入門。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
79
私はいわゆる漢文読解法みたいなつもりで読んでみましたが、まるっきり内容は異なります。間違われた方がかなり多いのではないかという気がします。漢文を研究するかた向けに書かれた本でどのような方法で文献説明的な箇所が多い気がしました。その分野においては非常に名著なのでしょう。私の理解はそこまで及びませんでした。2018/10/18
kenitirokikuti
8
図書館にて。先月から唐詩を中心にいろいろ読んでるので、なんとか消化できた。著者狩野直喜の門下である吉川幸次郎せんせの著作集もいくつか既読だったのも働いた▲メインは大正3(1914)年8月の京都帝国大学第五回夏季講演の講義録(か草稿?)。大正3年は民国3年でもあり、清が倒れて間もない時期である。清の考証学に加えて西方のシノロジーも取り込むのが京都の学風。吉川せんせは辞典の学を好まなかったけども、当時は西洋的な人名辞典・地名辞典・官職辞典・年表・索引が建設中。唐宋明の目録や類書が依然有用な頃。2024/02/19
jiroukaja
2
索引だけの本は研究のために必要なのね。2018/07/26
春埜秋岡
2
翻刻されたので再読。大正時代の講義に基づく。類書の大切さを著者が解くので、講義で挙げられた書(大部かつ高価)の値を問い合わせて書店を困惑させたという挿話(新しく付された解説に見える)は実にほほえましい?2018/07/17
-
- 電子書籍
- 狼領主のお嬢様【タテスク】 Chapt…
-
- 電子書籍
- 道すがら
-
- 電子書籍
- 涼宮ハルヒの憂鬱【分冊版】 115 角…
-
- 電子書籍
- だから勝手に勇者とか覇王に認定すんのや…
-
- 電子書籍
- 海の部屋【タテヨミ】第29話 picc…