内容説明
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現在の地球が温暖化し、大気中にCO2が増えつづけていること疑いない。しかし、温暖化の主因は徐々に温暖化してしている自然の循環と都市化であり、後者の影響によると思われる気温データは加工されて発表される。人為的CO2排出増加による温暖化の影響は5割程度と見るのが妥当。したがって人為的CO2排出増加による温暖化を防ぐよりも、その温暖化によって引き起こされると予想される事象に落ち着いて対策を立てるのが賢明といえる。国連(IPCC)、メディア、一部研究者が主張する人為的CO2排出増加による温暖化の脅威はから騒ぎというほかはない。日本では毎年3兆円もの巨費が温暖化対策費として使われているにもかかわらず、CO2は毎年順調に増えつづけている。再エネも省エネも人為的CO2を減らすことはできない。ドブに捨てると同じ壮大な無駄に対する頂門の一針。
目次
序章 東京都「LED電球」の茶番劇
1章 二酸化炭素 命の気体
2章 地球の気温 まだ闇の中
3章 地球の異変 誇大妄想
4章 温暖化対策 軽挙妄動
5章 再生可能エネルギー 一理百害
6章 学界と役所とメディア 自縄自縛
終章 環狂時代 善意の暴走
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
37
読友さん本。環境科学の専門家である著者が科学的なデータに基づいて「地球温暖化」を大騒ぎするような問題ではないと丁寧に解説しています。温暖化の原因とされるCO2も濃度を高めると植物の生育にはよいだけでなく、温度変化や日照不足にも耐えることが実験からわかっています。さらに温暖化対策や再生可能エネルギーの欺瞞にも言及していますが、米国バイデン政権や日本の環境大臣など脱炭素に舵を切っているため、今後巨額のムダ金が投入されることは間違いありません。まずは正しく知ることから始まります。多くの人にお勧めしたい本です。2021/09/12
香菜子(かなこ・Kanako)
24
「地球温暖化」狂騒曲 社会を壊す空騒ぎ。渡辺 正先生の著書。パリ協定のもとで日本は2030年までに約80兆円も使いながら地球を冷やせない。不合理な温暖化対策。貴重な研究予算の無駄遣いをしている研究者たち。とても辛辣で手厳しいご意見。でもパリ協定がなかったら地球温暖化対策がなかったら地球温暖化はもっと速いペースで進んでいたかもしれません。地球温暖化が進むペースをおさえられただけでもパリ協定や地球温暖化対策の価値は無限大。そう考える人が増えることが地球温暖化を止めるための第一歩。2022/10/29
Kikuyo
19
正直なところ自分の中では、CO2による温暖化が決定事項となっていた。CO2濃度は確かに上昇しているが、 それがすべて人間活動によるものか残念だが私には 判別できない。だから「専門家」と呼ばれる人たちが誤ったメッセージを大々的に流せば戦略は成功し「誰かが大儲け」する。植物にとって恵をもたらす(間接的には人間にも恩恵がある)CO2をただワルモノにするよりもうまく使うというプラス面にも目を向けるべき。環境対策に消えていくお金をもっと有意義に使えばと思う。ツバルのことやシロクマのことには呆れた。 2021/12/25
もよ
15
「地球温暖化」に関し、科学的な様々な視点から反論した著書。一読の価値ありと思います。 光合成関係に研究で深くかかわった著者として、「二酸化炭素が増えて何が悪いの?」というのが一番の「肌感覚」なのだなぁと感じました。2018/08/23
双海(ふたみ)
14
地球温暖化の喧伝が単なる金儲け(ビジネス)でしかない、という話は時折耳にしていたけれど、これほどとは。新興宗教のような感じ。2018/08/14