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内容説明
人生は短い。では、どう生きるか──? いまシリコンバレーを始め、世界に爆発的に広がっている教えとは? セネカ、マルクス・アウレリウス、エピクテトス……ギリシャの賢人が生んだ「理性」を鍛える実践哲学。刺激に振り回される毎日に別れを告げ、人生に「規律」をつくるための90日のマスタープラン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
esop
74
ストア哲学をベースに、生きるのに必要なものを教えてくれる。 本書は90日のプログラムをもって、自分と向き合うことで、自分の内面を引き出すことができる。 ノートに書きながら進めて、毎日10-15分真剣に考えるように指導される。 今回はさらっと読んだので、次回ノート片手に読み進めたい。 禅に通ずるような考えだなぁと思った。 明珠在掌のように、今あるもので満足せよ、全ては外界からの刺激に反応している「自分」次第じゃない?みたいな考え、とても腑に落ちるなぁ。 ストイックには程遠い私だけど、大切な考えだと思った2025/06/23
バネ
69
究極に纏めると、「全ては自分の捉え方次第」というコト。言われてみればごく当り前のコトが書かれている訳だが、その当り前を「行動」するコトが、大事なのである。時間は有限なのだから。 …しかし。3万部突破してるのに、読書メーターでは登録数196て。。。2025/03/26
R
45
ストア派の哲学を実践する90日メソッドといった本。古代ギリシャの哲学者たちの言葉に従い、自身を厳しく律していくことで真実の豊かさを手に入れようという話しなわけで、その哲学の起こりから、哲学者たちの言葉の解説などを挟みつつ、90日間自分と対話するための質問が編まれていて、それを深く考えることで精神的な成長を促そうと試みる。心がけとして読んでおくと、つまらないことで怒らなくて済みそうなのがよいと思った。2025/03/22
よしたけ
39
毎日の内省を促すワークが秀逸だ。まず、大切なもの10個リスト化から3つを消してかけがえのなさを実感し、弱点を自問して改善点を明確化する手順は実践的。他者の評価を手放す思考法で怒りを制御し、贅沢依存を断つセネカの警句が響く。マルクス・アウレリウスの「今あるもの」を想像する練習や、責任遂行の手順整理、日常的な自問が習慣化できるガイドも充実し、実践しやすい。エピクテトスの弱点改善プロセスと言葉での整理も盛り込み、内省の質がさらに向上する。読者からは「すぐに始められる」と好評で、自律と充足を見直す一冊として最適。2025/06/20
ノブヲ
28
本書は端的に「ストイックに生きる」ことを説く。しかしそれはなにも禁忌に溢れたピューリタン的なものでは決してなく、字面そのままに、ストア派の哲学を尊重することを意味する。ストア哲学、それは美徳を重んじ、自分自身への思いやりをもって、勇気と自由を愛する人生を歩んでゆくことである。「あなたが見守っているのは些末なものではなく、自尊心、誠実さ、揺るぎなさ、そして情熱や苦痛や恐れや混乱に乱されることのない心の状態ーいわば、自由なのだから。」2025/03/26