アワヨンベは大丈夫

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アワヨンベは大丈夫

  • 著者名:伊藤亜和【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 晶文社(2024/11発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/2)
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  • ISBN:9784794974525

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内容説明

愛し愛されながらも寄る辺ない
そんな彼女が紡ぐいとしい言葉たち
──帯文・山田詠美


日本人で文学好きのママと、セネガル人のキレやすいパパの間に生まれた亜和と弟。おだやかな祖父と口うるさい祖母、そして海の向こうにいるまだ見ぬ姉など、いずれも個性的な家族たちが織りなす、愛と旅立ちの物語。ジェーン・スー、糸井重里など多くの文化人がその才能を認める文筆家の第二作は、晶文社スクラップブックで大評判だった連載に、note記事、書き下ろしを加えた、せつなくも愛おしいエッセイ集。装画・我喜屋位瑳務、装丁・名久井直子。

まだなんの荷造りもできていないこの部屋から、私はきっと少しずつ荷物を運び出し、さりげなくいなくなっていくのだろう。それは他でもなく、私にまだ「さようなら」と言う勇気がないからだ。誰のためでもなく、私は家族と離れることが寂しいのだ。それでも私はこの家から出ていく。誰のためでもなく、私自身のため、いつか新しい家族を作るために、ひとりで生きてみたいのだ。(本文より)

【目次】
■I

文才って
オール・アイズ・オン・ミー
私を怒鳴るパパの目は黄色だった
ハムスターの心臓
宇宙人と娘
ママの恋人
セイン・もんた
いれもの

■II
アヒルの子
Nogi
竹下通りの女王
ウサギ小屋の主人
小さいバッグとは人間に与えられた赦しである
ごきげんよう
26歳
ジジ

■III
人のパラソルを笑うな
死んでいく
MUMMY & AMY SAYS
陽だまりの季節
笑って損した者なし
モンスター
「はっ」
アワヨンベは大丈夫
出ていきます!

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Karl Heintz Schneider

52
イラスト勝ちな表紙絵とキャッチーなタイトルからてっきり小説だと思って手に取ったこの本。なんとエッセイだった、主に家族のことが書かれている。セネガル人の父親、日本人の母親、父親似の弟。著者は日本生まれの日本育ち、日本語しかしゃべれない。なのに準褐色の肌と縮毛のため幼少時よりガイジン扱いされる。家族のことは愛してる、でもこのままじゃいけない。自分を変えるために独り立ちした日々が綴られている。語学オタクの私はまず「アワヨンベ」に引っかかった。これは著者の名前「亜和」からきている。「あわちゃん」的なこと?2025/06/20

seacalf

41
読友さんが手放しで褒めていたので気になった。なるほど、連勤疲れの眠気を吹っ飛ばす面白さ。「音楽がなくても、言葉にはリズムがあって、色があって、メロディがあると感じる」に激しく同意。唯一無二な煌めきを感じる文章がたっぷり。彼女の個性溢れる文章に魅了されつつ、ここまで赤裸々にそして的確に自分らしさを表現出来る羨ましさも感じた。ハーフの女の子を徒に傷つける狭量な日本の子供達に眉をひそめる。子供は残酷な生き物だけど、どうしたら寛容性を持てるのかなあ。ともあれ、自分ではたどり着けない本の出会いがまた出来たので感謝。2025/10/02

阿部義彦

28
晶文社らしい、美しい装丁、カバーがエンボス加工でなんと帯もエンボス!又表紙のイラストも、良くて帯の推薦文が山田詠美ネキ。思わず見つけた次の日に購入。装丁家は名久井直子さん!やりますねー。著者に関しては全然知りませんでした。国際結婚をした子女で父はセネガル人、母は山田詠美を愛する文学女性で、アワと言う名前はセネガルではありふれた名前だそう。両親とも浮世離れした強烈な個性。父が怒ると警察沙汰にも。モデルをしながら文章修行中。しまおまほさんのエッセイと同じ匂いを感じました。弟と腹違いの姉も登場。見守りたいです。2024/12/28

まいぽん

24
アワはセネガル人のパパと、美人な日本人のママの間に生まれた。モデルで物書き。小さい頃から言葉に執着があったというだけあって、文章がこなれていてセンスがいいなって感じる。パパ、ママ、弟と祖父母。会ったことのない姉。ガールズバーの店長や大学の友人、あと恋人。大切な人たちへの愛のメッセージ、みたいなエッセイだった。「アワヨンベは大丈夫」って言ってくれたのは、大喧嘩して以来会っていないパパだったんだね。にしてもアワはよく泣く人だな。自虐が多くてへりくだってるとみせかけてるけどけっこう自信家なのでは。2026/04/16

ズー

16
めちゃくちゃ面白かった!なんて魅力的な人…伊藤亜和さん…。おとなしいかと思いきやキレやすく、つかみどころのない性格。感受性豊かでHSPかと思いきや自閉症?と診断されたり。とりまく環境、難しい家族。想像以上に激しく波瀾万丈。それぞれのエピソードがぶっ飛んでいて、悲しくても辛くても、何も隠さずカラッと事実を楽しく伝えてくれる。読んでいくと、結局やはり父の良さも出てくる…。リズムの読めない激しさが癖になる。ここでこうきたか!こうくるか!みたいな。どんどん文章書いて欲しい。そして幸せになって欲しい!2025/09/08

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