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内容説明
中東に世界が注目し続けている。戦争による石油危機は世界中に多大な影響を与え、聖地エルサレムをめぐる問題は解決を見ない。今なお地域の内外で紛争・テロが頻発し、イスラエルとパレスチナの対立は深刻な問題となっている。なぜ中東は、国家・民族・宗教など、様々な要素が絡まり合う複雑な地域となったのか。ナポレオンのエジプト遠征とペリーの黒船来航など、日本と重ね合わせることで、新たな見方を示す、中東史入門。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
なぜ中東は、国家・民族・宗教など、様々な要素が絡まり合う複雑な地域となったのか。近代との遭遇から現代の紛争・テロまで、中東の歴史と諸問題を解説する1冊。中東におけるナポレオンのエジプト遠征という転換期。近代ヨーロッパとの遭遇からオスマン帝国の改革と失敗、フランスなどにより進められた植民地化、帝国主義に脅かされる中で自覚していったアラブ民族としてのナショナリズム、両世界大戦とオスマン帝国の崩壊や委任統治、パレスチナ問題とアラブ冷戦、イラン革命からイラン・イラク戦争、冷戦後に至る流れはなかなか根が深いですね。2025/01/08
天吾
0
混沌の中にある中東だけど、どうしてこのような状態になったのか、改めて知りたいと思い購入しました。 改めて知ったことが沢山ありました。 最近のイスラエルのガザ侵攻までは書かれていなく、少し情報が古い。それ程激しいスピードで変わりゆく中東。2025/08/01
ゆんろん
0
(改題の結果だが)日本人のための、と題されているとおり、日本人の立場から中東の歴史を眺めるために有益な視点や比喩を与えてくれる良書。ヨーロッパの強国にこの地域が翻弄されてきたこともよくわかったし、いろんな対立の構造を内包していて一筋縄ではいかないことがよくわかる。2018年刊行の原著が最近になって文庫化されたもので、無い物ねだりではあるが、最近の情勢の筆者による分析を読んでみたい。2025/07/21
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