出版社内容情報
育ちゆく子どものこころの発達・発達障害を多様な角度からわかりやすく丁寧に説く貴重な一冊。臨床に活きる「基本」がここにある。
内容説明
発達のおくれとは何か?愛着とは何か?精神発達のおくれとして発達障害(自閉症スペクトラム、ADHD、知的障害)をとらえることで、支援の手立てが見えてくる。トラウマとアタッチメントの視点も含め、平明であたたかな解説により理解が深まる、児童精神医学の基本書!支援のための、みんなの羅針盤!
目次
これまで語ってこなかったこと―最終講義から
第1部 精神発達・発達障害をどう考えるか(精神発達の基本構造;こころの発達と脳―高次脳機能障害、発達障害、環境的発達不全を繋ぐもの;発達論的視点からみた自閉症スペクトラム―フロイトの発達論に照らせば ほか)
第2部 トラウマ・アタッチメントをどう考えるか(逆境がもたらすもの―心的外傷・愛着障害・逆境体験;「アタッチメント」を考える;愛着障害をどう考えるか ほか)
第3部 子どものそだちをどう考えるか(子どもを育てる難しさと子育ての失調;「児童虐待防止法」のパラドックス;社会的養護と「家庭」 ほか)
自閉症をどう考えてきたかを振り返る―あとがきに代えて
著者等紹介
滝川一廣[タキカワカズヒロ]
1975年名古屋市立大学医学部精神医学教室入局。現在、あなはクリニック、オリブ山病院児童思春期外来、児童心理治療施設ノアズガーデン診療所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
53
【精神発達の歩みは、まわりの大人が子どもとともに歩むことによって初めて進む。子どもの臨床は、「治療」というよりも、成長の歩みへの「伴走」である】育ちゆく子どものこころの発達・発達障害を多様な角度からわかりやすく説いた、支援のための羅針盤となる一冊。「子どものそだちとその臨床」「子どものための精神医学」の続編。巻末に「文献」「事項・人名索引」「初出一覧」。<子どもの精神発達の歩みを縦軸に、子どもをとりまく社会の歴史的な変遷を横軸にして、両者の交点に子どもの現在を見ようとする基本姿勢が読み取れると思う>と。⇒2024/10/28
オカヤン
6
図書館。子どもとあゆんできた、筆者。もしかすると、はじめて児童思春期に関わる人には合うのかもしれません。自分には合いませんでした。ごめんなさい。2024/11/26
も
4
途中で断念。機会があればまたいつか。この本を読むのは今じゃなかったようす。2025/01/26