死ぬまで使わない日本語

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死ぬまで使わない日本語

  • 著者名:杉岡幸徳
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  • 特価 ¥660(本体¥600)
  • フォレスト出版(2024/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866808192

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内容説明

■思考や表現の幅を広げ、新しい扉を開く隠れた言葉たち

「鴆酒(ちんしゅ)」「猫の魚辞退(うおじたい)」「アハ体験」
「竹夫人(ちくふじん)」「ぐりはま」「ブーバ/キキ効果」……

こうした言葉を日常的に使っている人はほとんどいないはず。

日本語の語彙は非常に多いものの、
私たちがふだん使う言葉はごくわずかで、多くは使われないまま眠っている。

どんな大作家であろうと、あるいは辞書編纂者であろうと、間違いなく、
すべての日本語を「使ったこと」がある人は存在しないはずだ。

本書ではこの種の、広辞苑に載っていたり、
載っていなかったりするレアな日本語を425語渉猟し、解説したものになる。

知らない言葉を知ることは、驚きとともに思考や表現の幅を広げ、
新しい扉を開くきっかけにもなる。

読者にはそんな興奮と、「私は使ったことあるよ!」という
ちょっとした優越感を味わってもらいたい。

■世界の多面性や可能性を知ろう

本書はただ単に珍しい言葉とその意味を記しただけの「辞書」ではない。

その字面や読みから感じる息吹や妖しさ、
その熟語に隠されている歴史的な出来事や生物の不思議な生態、
謎の名詞や形容詞から高貴な人々の生活様式、言語化しづらい謎現象、日本の失われた文化にも言及していく。

本書にまとめられた言葉の多くが、そうした解説の面白さを基準にピックアップされている。

■知らなかった言葉を知ることは、その言葉の周辺、
あるいは裏にある世界の多面性や可能性を知ることにもつながるだろう。

言葉にはそれぞれに物語やメロディーがあります。
その言葉を通して、違う世界を覗き見、見知らぬ思想の息吹を感じることもできます。
「矛盾脱衣」「かわひらこ」「動物園仮説」「ハイルブロンの怪人」「サイレンラブ」……
こういった言葉から始まる映像やストーリーもあるのです。
―「まえがき」より

■目次
まえがき 珍しい日本語を知ることの意義とは?
第1章 見かけも意味も不可解な言葉
第2章 見ない・読めない熟語
第3章 知っているようで知らない言葉
第4章 意味がまったく想像できない隠語・業界用語
第5章 もやもやを言語化した言葉
第6章 ほぼ絶滅したレトロな言葉
第7章 見かけや意味が色っぽい言葉
第8章 日常の景色が雅びになる言葉
第9章 別世界の扉を開く言葉
あとがき 日本語を消滅させないために
主要参考文献
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kanonlicht

41
普通に生活していたらまず使うことはないだろう言葉を集めて、意味や出自を紹介。臘虎膃肭獣猟獲取締法、免許維持路線、矛盾脱衣、暗黒森林理論、黒甜郷…中二病っぽい言葉がたくさんあって面白い。著者の解説が、いかにもオジサン的でウケを狙っているのが若干鼻につくけど、トリビアを仕入れたいなら読んで損なし。使ってみたいと思ったのは「こたつでフグ汁」2024/11/27

katoyann

19
魚魚な顔立ち、など初めて知る言葉が多く、参考になった。ポケットサイズの辞書としても役に立ちだろう。ちなみに檄を飛ばすという言葉の意味と口幅ったいという言葉の意味を勘違いしていたことに気づいた。2025/11/03

活字スキー

19
タイトル買い……というか、煽り耐性貧乏なので、挑発的なタイトルとジャケに敢えて釣られてみた。収録された425語は確かに普通人の日常会話では使われなさそうなものの、単なる死語や古語だったり、特定の分野の人しか使わない用語(ジャーゴン)だったりするので、知ってる言葉や使ったことのある言葉もけっこう多く、また収録語ごとの解説もわりとあっさり目で全体的に物足りない。「読む」というより、そのへんに置いておいて、暇つぶしがてら気まぐれにパラパラめくって「ふーん」とか「へえ」とか言うのが適当かしらね。 2024/12/15

ぽけっとももんが

18
わたし洗車機苦手なんですよ、酔っちゃう。洗車したら雨が降るとも言いますしね。「洗車雨」という言葉があるそうですが、その雨のことではなく、旧暦の七月七日に降る雨のこと。織姫と彦星が会いに行く時の車を洗う雨らしいです。知らなかったなぁ。知ってる言葉もあるし、想像したことすらないこと、言葉あることすら知らなかったことを表す言葉もある。レソロジカとは、言いたいことが出てこないこと。しょっちゅうですが、今後はレソロジカが思い出せなくてもやもやしそうです。7章の色っぽい言葉についての解説がとても楽しそう。 2025/04/21

じゅむろりん

18
嘗て変な漢字を紹介していた作者の本。タイトル見て「使ってやろうじゃないの!」ってなるのが人情ですよね。使いたいと思ったのは「行徳の俎・ペダンチック・免許維持路線・カンガルーコート・囲繞地」あたり。知ってて使ってた言葉もちらほらあるけど雅び言葉やレトロ言葉は、知ったかぶりっぽくて逆に使いたくないな。少なくても仕事始めの日にはガードレールの「袖ビーム」は披露したいなと思っています。2024/12/30

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