内容説明
いつだって、ここからが始まり。
心もお腹も満たされる、
淹れたてのコーヒーと賄いパスタあります。『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』、待望の続編。
鎌倉の古い洋館でシェアハウスを始めた香良。
個性豊かな住人たちと楽しく穏やかに暮らしていたが、そんな日々も永遠には続かない。
シェアハウス「おうちカフェ」の住人たち
尾内香良 男出ひとつで育ててくれた父が亡くなり、カフェを引き継ぐことに。人付き合いが苦手なシャアハウスのオーナー。
林三樹子 香良の大学時代からの親友。離婚して家を飛び出し、今では共同経営者のよう。
藤村里子 ちょっと神経質。愛犬「ツン」といつも一緒。三樹子と大喧嘩をするも今では仲良し。
道永あゆみ コーヒー豆の焙煎を勉強している。絶賛、片思い中。
加藤千恵子 大事に育てた息子とその嫁に嫌われ、自分の家から追い出されてしまう。
倉林美佐緒 隣人・グラディスさんの愛娘。フランスから帰国し、「おうちカフェ」の新しい住人に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
121
大好きな鎌倉にある昭和女限定のシェアハウス続編。前作のメンバーに挫折してフランスから帰国した隣家の娘美佐緒が加わる。彼女が週一作るパスタが独創的で美味しそうなこと。サムギョプサルとのコラボは食べてみたい。ただ彼女のフランスでの生活と帰国理由が???志を持って行ったんじゃなかったの?そして明るすぎる三樹子がやっぱり苦手。心は女性…のあゆみは応援したくなる…と個性豊かな面々のシェアハウス、私も入れて!あと、コーヒー焼酎のレシピ、気になる!是非作ってみようっと。2025/06/11
aoringo
87
木々や草花に囲まれた洋館での女性達のカフェ兼シェアハウス。美味しいコーヒーと、本格パスタ。山と海に挟まれた鎌倉での豊かな自然の中での彼女達のささやかな暮らしは、自分自身の悩みや不安、日々の雑事からも解放されるようだった。今作では男女の愛や死生観が問われるより深い内容でした。普段なかなか自然に触れ合える機会がないので、こんな風に本の中で波の音、鳥の声、草花の香り、木々のざわめきを感じることができて、本当に癒されました。続きがあればいいな!2025/03/14
ゆみねこ
84
鎌倉のシェアハウスのシリーズ第2弾。お隣の倉林家の娘・美佐緒が新しく住人になり、パスタ料理がとても美味しそうで魅力的。里子とツンの散歩仲間のムヒョクや魔女の家のゆき先生の息子・碧をめぐる恋、香良とコトリさんのやりとり。おうちカフェにも少しずつ変化が。やはり三樹子が苦手だな…。シェアハウスに住むって集まる人の顔ぶれ次第。続編出たらまた読むと思う。2025/07/15
Karl Heintz Schneider
80
前作に続くシリーズ?第二弾。5分から8分に変わってる(笑)今回、フランス帰りの美佐緒が新しくメンバーに。最初はちょっとクセありかと思ったけど徐々に他の住人たちと馴染んでゆく。少しぐらいクセがあった方がヒトとして魅力的なのかも。そして各メンバーにそれぞれロマンスが訪れる。いずれも成就しないのだが、それでもお互いに励ましあいむしろ一層きずなを強めてゆく彼女たちの逞しさにグッとくる。巻末には作中に登場する各種パスタとそれに合わせる各種コーヒーが可愛いイラストで紹介されており、最後まで楽しく読める一冊。2025/01/06
itica
78
『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』の続編。小鳥のさえずり、花の香り、緑の風、海の風景、そしてかぐわしい珈琲を思い浮かべながら、私もまた「おうちカフェ」のテーブルの片隅に座っているような感覚になる。前作では苦手意識のあった住人も、自分らしく少しずつ前に進んで行く姿に好感を持って読んでいる。住人たちのとりとめのない会話の中のちょっと良い話、美味しそうなパスタに惹かれる。刺激はないけれど、植物や鳥などの自然や鎌倉が好きな人には癒される良書。 2025/01/19
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