内容説明
スクールソーシャルワーカー(SSWer)をエンパワメントし事業体制を変革するスーパービジョン(SV)
を明らかにし、現場に活用できるSV実践モデルを生成することを試みる。
困難性を有するスクールソーシャルワーク(SSW)実践を機能させていくためには、
教育と福祉をバックグラウンドに持つ者同士がそれぞれの強みを発揮して協働し合う体制に
活用事業そのものを変革していくことが重要である。
学校領域の特徴に合わせてスクールソーシャルワーカーを育成し、
事業体制も包括的に把握するスーパーバイザー(SVr)が、教育と福祉の仲立ちをする最も身近な存在であり、
その変革のための役割を担えるキーパーソンではないかと考える。
目次
まえがき
スクールソーシャルワークの機能と困難性
本書の目的と構成
序 章 SSW領域における困難特性
第1節 SSWへの期待と領域特有の困難性
第2節 筆者の問題意識
第1章 先行研究の課題と本研究の目的
第1節 SSWとSVの現状と課題
1.SSWの現状と課題 / 2.SSWにおけるSVの現状と課題
第2節 SV研究の到達点と課題
1.SV研究の課題 / 2.SSWにおけるSV研究の課題 / 3.SVに活用できるエンパワメント研究
第3節 SVに活用できる参加型評価
1.評価とは / 2.エンパワメントを目指す参加型評価
第4節 本研究の目的と構成
1.本研究の目的と意義 / 2.本書の構成
第2章 調査デザイン
第1節 調査方法
1.調査対象者の選定 / 2.分析方法の採用理由 / 3.インターラクティブ性と筆者の位置
第2節 調査プロセス
1.調査協力者の属性とデータ収集の方法 / 2.倫理的配慮 / 3.調査と分析のプロセス
第3章 分析結果と考察
第1節 全体のストーリーライン
第2節 Ⅰ期:パワーレス要因への着目をするSV
1.【パワーレス要因への着目】 / 2.〈試行錯誤からの視点拡大〉 / 3.【変革推進を支える価値】
第3節 Ⅱ期:対話を通した協働の産出をするSV
1.〈接点が見つからないジレンマ〉(SVrの認識) / 2.【対話を通した協働の産出】
/ 3.〈評価研究への参画を継続する〉
第4節 Ⅲ期:SSW体制の構造的変革をするSV
1.〈マクロ的に事業を見る〉 / 2.【SSW体制の構造的変革】 / 3.〈変革のネットワーキング〉
第4章 結 論
第1節 本研究の結果と意義
1.生成したSV実践モデルの結果と意義 / 2.エンパワメントプロセスとの関連性と意義
/ 3.SSW領域への示唆と意義 / 4.SW研究への示唆と意義
第2節 本研究の限界と今後の課題
1.SV実践モデルの一般化と実践的活用に向けて / 2.エンパワメント評価への発展に向けて
/ 3.SVの構造化に向けて
引用・参考文献
巻末資料
あとがき
索 引
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- 洋書
- My Death
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