内容説明
脱引きこもり中の引きこもり、男らしさを考え直してたら、人間として生き直すことになった──
初の著書『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』がヒット、エッセイストとして華々しくデビューした済東鉄腸31歳。
インタビューにラジオに引っ張りだこの毎日。他者の中で揉まれ、自身を相対化するにつれて「社会の中で俺って一体、なんなんだ? 男らしさってなんなんだ?」という問いにつきあたる。人生を振り返ってみると、これまで「男らしさ」に悩んだことがなかったのは、そもそも「人間として」自分に自信がなさすぎるからだった…!
人間として、男として。自らの手で選び取った「男」という性をよりマシなものにするため、脱引きこもりを目指して冒険に出る。とはいえそれは地元のショッピングモールと、自宅の往復がほとんど。放棄してきた「生活」の細かな実践、生身の人間との関係構築へと少しずつ歩み出す。そして思いは、最も身近で最も遠かった他者である両親へ──
熱くて小規模な冒険がいま始まる!
目次
はじめに
俺が「脱引きこもり」へと歩み出したというこの異常事態をお伝えするための長い長い前置き
理論編 俺は俺で考え続けてきた
フェミニズムとの邂逅
トランス男性の声を読む
クィア文化を取り込む
「ケア」という謎に立ち向かう
よりマシなシスヘテロ野郎を目指して
途中に
はじめてのこころみを書くということ
実践編 俺は俺の行動で変わっていく
はじめての、友人と初詣 Respect for 稲波さん
はじめての、コルトンで本の薦めあい Respect for 書店で会ったみんな
はじめての、「マスター、いつもの」 Respect for CITY LIGHT BOOK
はじめての、実践的トイレ考 Respect for ニッケコルトンプラザのトイレ
はじめての、チン毛看 Respect for 思い出せないあの詩
はじめての、ダンベル Respect for ショーゴ(東京ホテイソン)
はじめての、ジム通い Respect for チョコザップのマダムたち
はじめての、相分離生物学的卵かけご飯作り Respect for 白木賢太郎
はじめての、バンドにファンレター Respect for Ataque Escampe
はじめての、母親にバースデーカード Respect for お母さん
はじめての、両親と晩酌 ルーマニアのアンカに捧ぐ
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みおりえんぬ
しじみのさしみ
おさむ
karoom
金平糖




