内容説明
ここは人生の最後にもう一度会いたい人と待ち合わせをするレストラン。たった一人にだけ会えるこの場所では、皆あたたかな思い出を胸に、期待を込めて相手を待つ。すぐに会うことができる人もいれば、ずっと待ち続ける人もいて──。読み終わったあと、世界が少し愛おしくなる、人生のきらめきを鮮やかに描いた、運命の人との7つの再会を描く連作短編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
荒川叶
40
人生を終えた後、私は誰に会いたいと思うのかな。 ずっと待っていられる位大切な人に生きているうちに出会えるのかな。生きることを真っ当することはをできる人はどれぐらいいるのだろうか。 程よく人生を考える1冊2024/11/29
陽ちゃん
8
人生の最後に、もう一度会いたい人と待ち合わせをする広場にあるレストランが舞台の短編連作。ずーっと待ち続けている人も、すぐに待ち人に会える人もいますが、みんな穏やかに過ごしているのが救われます。2025/02/13
文香
6
パステルカラーで彩られているようなお話だった。 ファンタジーだけど、現実感もあって温かな空気が満ちていた。 私は最期に誰に会えるだろうか。 人生最期に、こんなレストランでゆっくり食事ができたらいいなと思った。2025/06/15
TOMTOM
6
短編連作集で、この物語の設定に入るまでに一、二話を費やしたけれど、その世界観に入ってしまうと、一話ごとに涙があふれてしまいます。誰もが優しく、人を想いつづけ待っている、「死」から「生」を見つめるやわらかさを感じました。よかったです。2025/01/13
ポコ
4
人生を生き抜いた者だけが辿り着ける場所にあるレストラン。最期に会いたい人を待つ。会いたい人が来るまで待つことができる。人にはそれぞれ生きてきた時間があって、大切な人がいる。最期に会いたい人に胸を張って会えるために、今をしっかりと生きなくちゃ。2025/05/05
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