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内容説明
自然の中のなりわいや野遊びの伝道師として、聞き書きの名手として、自然と人、人と人、子どもたちのありようを見つめ続けてきた塩野米松さん。昭和、平成、令和……、人新世ともいわれる現代、その先の未来。時代や社会、環境が大きく変わっても、したたかな命を宿して変わらずあり続ける大切なものを、5つの珠玉のおはなしに託して、自然といのちの輝きを圧倒的な画力で描いてきた当代一流の絵本作家5名との夢の共演により、子どもたちに語り伝える豪華絵本5巻シリーズ。第2回配本は『くじらのいるこみち』。住宅街の外れ。「へたさん」というおじいさんの家の前だけ土の道が残り、草木の花が咲く。頑として舗装を許可しない。近所に越してきた「ゆかちゃん」は土の道が大好き。雨後の水たまりはゆかちゃんの「海」。金魚を放そうとして止められる。翌日、たくさんの魚が、次の日には大きなクジラが現われる。自在なタッチで自然・人・いのちを鮮明に描く、はたこうしろうによる路地の小宇宙。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イケメンつんちゃ
32
勿忘 今日の最高温度は19℃ デパ地下にあるケーキ屋か シャトレーゼのポイント切れは迫る アイスクリームもそろそろ目覚める時か カーラジオから流れるサウンド 小耳に挟んだことがあるメロディー 曲名は全く思いつかない スマホのグーグルマイクを近づける 即出ました 僕にとって 良い絵本とはと聞かれたら 新しい・美しい・綺麗 図書館での出逢いはそこにある 今日の返却の棚に あなたは浮いてました 文学の美しさは優れもの 土木工学としては不条理 また現れた世界観 昔からこの日は縁起が良いとか悪いとか 13日の木曜日2025/03/13
さきん
22
塩野さんって絵本やるんだという驚きと出版社もこんな絵本らしい絵本ついに作るようになったんだという驚きの連続。土の道、あまり車が通らない、草取りしてくれるご隠居がいるみたいな好条件が揃わないと田舎でも中々見かけない。砂利しいちゃうもんな。水たまりを池に見立てていつまでも遊べた幼少の頃を思い出す。干からびた直後のチョコレートのような表面にこびりついた泥なんかもなんか懐かしい。2025/04/17
takaC
18
自動車の往来が無いのならこの小道は舗装は必要ないですね。へたさんやゆかちゃんが大事に保守してくれるだろうし。2025/05/05
anne@灯れ松明の火
18
新着棚で。はたこうしろうさんの絵に惹かれて。ゆかちゃんが引っ越してきた家の前の小道は舗装されていない土の道。今どきは珍しい。それは、向かいに住む画家の「へたさん」の強い希望があったから。雨が降ると、大きな水たまりができる。普通の大人には面倒な土の道。でも、ゆかちゃんは大好きになり、素敵な遊びも思いついて……。不思議なタイトル「くじらのいるこみち」に大きく頷くラストだった。塩野さん初読み。調べると、絵本も沢山ある。プリンスエドワード島の紀行記まで! また読んでみたい。2024/12/04
まるす
7
なんだかいいなぁ。ピュア。本当にこの家の前の部分だけ舗装されていないのが面白い。2025/06/14