内容説明
大国ぶった国々が口を拭う選民思想、「アラブの春」で漁夫の利を得たあの国の高笑い、400年以上前に信仰心の悪用を戒めた織田信長の慧眼、曲学阿世の地震学者と原子力規制委員会の罪、事実より面子を優先させるメディアの嘘――世の中の真実を読み解く「週刊新潮」連載の超辛口名物コラム傑作選、堂々の第18弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
53
髙山さんのこのシリーズを読む度に、戦前の日本が一部で言われるように、右から左上から下まで悪いことに終始したのだろうか、という思いを強くする。広く長いスパンで歴史事象を見つめたとき、そこには簡単に善悪を裁く基準などどこにもなく、残るのは偏見に満ちた歴史家の断罪録と、悪を糊塗しようとする勝者の記録だけではないか。しかし、世の中には水の漏れない歴史書はなく、到るところでほころびを見せる。それを目聡くみつけ、示してくれる著者からどれだけ教えられたことか。齢80を超えた著者の、これまでにも増しての健筆を願っている。2024/12/31
fseigojp
5
年一回のお楽しみ 今回も堪能2024/12/26
Go Extreme
3
日本とユダヤ人: 広田弘毅の裁判ー日本が助命嘆願をしなかった点が批判 日本が多くのユダヤ人を受け入れた⇔感謝の声が見られないという指摘 の日本の行動: 樋口季一郎中将はソ連軍の侵攻に対し尽力・多くのユダヤ人を救った 日本の戦争責任ー「バターン死の行進」・日本軍の行動に関する誤解 戦後の報道と偏見: メディアが日本への偏見を助長→歴史認識に影響 朝日新聞の慰安婦報道の不正確さ 歴史認識の重要性: 日本の歴史を正しく理解し誤解を解く必要 適切な評価が未来の関係構築に不可欠2025/02/04
john
1
ナチスに関する本かと思ったら違った。くだらな過ぎてびっくりだった。こんな独断と偏見に満ちた本があるのか?週刊新潮の連載らしい。私は新潮を読んでいないがこれは酷い、あまりにも。2025/04/26
kazu2i
0
42025/05/18