文春e-book<br> ゆびさきに魔法

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文春e-book
ゆびさきに魔法

  • 著者名:三浦しをん【著】
  • 価格 ¥1,900(本体¥1,728)
  • 文藝春秋(2024/11発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163919195

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内容説明

育児中も、おじさんも、俳優も、ネイルのある毎日はいつだって幸せ
クスリと笑えて胸温まる――。しをん節炸裂! ザ・王道“お仕事”小説

あらすじ
月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。爪を美しく輝かせることで、日々の暮らしに潤いと希望を宿らせる――ネイルの魔法を信じてコツコツ働く毎日である。そんな月島のもとには今日も様々なお客様がやって来る。
巻き爪に苦しむも、ネイルへの偏見からサロンの敷居を跨ごうとしない居酒屋の大将。子育てに忙しく、自分をメンテナンスする暇もなくストレスを抱えるママ。ネイルが大好きなのに、パブリック・イメージからネイル愛を大っぴらにはできない国民的大河男優……。
酒に飲まれがちながらも熱意に満ちた新米ネイリスト・大沢星絵を得て、今日も『月と星』はお客様の爪に魔法をかけていく。

登場人物
月島美佐 『月と星』を営むネイリスト。丁寧で正確な施術が得意。悩みは人手不足。仕事に忙しく、恋の仕方は忘れてしまった。
大沢星絵 求職中の新米ネイリスト。独創的なセンスの持ち主だが、基礎技術に少しだけ難アリ。すぐに人と打ち解ける高い能力を持つ一方、酒に飲まれると記憶を綺麗に失う。
松永 居酒屋「あと一杯」の大将。巻き爪に苦しむも、ネイルへの偏見からサロンの敷居をまたごうとしない。煮付けを大沢に溺愛されている。
上野琴子 子育てに忙殺される。ネイルをしたいが、「母親失格」と思われるのではと気に病んでいる。
村瀬成之 国民的人気を誇るイケメン俳優。ネイルを心から愛するも、パブリック・イメージからそれを明かせずにいる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

653
月島美佐を主人公にネイリスト(ネイル・アーティストと言うべきか?)の世界を描いた作品。事件はおろか特別なことは何も起こらない。物語の場も、弥生新町駅前の富士見商店街の一角、一階が店舗で二階が住居、家賃13万8千円と、いたって地味である。そこに起爆剤としてやってきたのが大沢星絵。物語の構造としては「マレビト」登場といったところだ。彼女が加わることによって、美佐の世界は大きく(とはいっても、それなりに)開けることになる。作中では、ネイル・アートの世界が巧みに手を変え品を変え紹介される。その部分はなかなかに⇒2025/03/30

ミカママ

565
しをんさんのお仕事小説であり(女性)バディものであり、おまけに大好きなネイルのお話となれば合わないはずがない。帯にあるように「ネイルのある毎日はいつだって幸せ」とまではいかなくとも、やはりしていないと心もとない気持ちがする。他人の目にも、なにより自分の目にいちばん触れる部位だからね。しをんさんは男性にももっとネイルケアに目を向けてほしい、という思いもあるようだ。以前の職場の上司でネイルをプロに磨いてもらっていた男性いたが、かなりヒいた覚えが。ネイル好きにもそうでない方にも、ぜひ読んで欲しい。2025/11/02

starbro

482
三浦 しをんは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 著者の最新作は、ネイリストお仕事小説でした。ネイル無知のオジサンでも、著者の魔法で、感動の物語の世界に誘ってくれると思ったのですが・・・ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000531.000043732.html2024/12/29

さてさて

432
『ネイルアートはどんなにうつくしく精密に仕上げても、三週間もすれば消し去られてしまう運命だ。だが、爪が彩られているあいだはきっと、そのひとの心も華やぎ、はずむはずだと信じて、日々たゆまず、一瞬の魔法をかけつづけている』。そんな思いを胸に、ネイリストとして今日も『爪』と向き合う主人公の月島。そんな月島の姿が丁寧に描かれていく中に『ネイルアート』の世界が鮮やかに浮かび上がるこの作品。三浦しをんさんらしく、人と人との活き活きとした繋がりに魅せられるこの作品。書名の絶妙さに納得させられもする素晴らしい作品でした。2026/01/17

ちょぴん

351
ネイルアートの美しい色や華麗なデザインなど、読んでるだけで映像が思い浮かぶ丁寧な書き方が印象的な小説です。最近、ミステリーとかホラーとか続けて読んでたので、この作品も大事件が勃発する展開を想像しながら読み始めましたが、終始穏やかな流れで進みます。これも月島さんの人柄のなせる業でしょうね。緩衝材的役割を果たす星絵ちゃんや下村さんの存在も大きいですけどね。人間関係に悩みつつも青い鳥を見つける月島さんや星絵ちゃん、周囲の人、それぞれのの生き方がすがすがしく、うらやましかったりもします。2025/11/08

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