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内容説明
・金融政策の専門家かつインド中銀の総裁も務めたラジャンの最新作!
・いまや一般化しつつある非伝統的金融政策に放つ、鋭い批判。
現代の中央銀行は、様々な手法を駆使した非伝統的金融政策を行い経済の安定を図ってきた。しかし、インフレのコントロールに苦しみ、金融システムは不安定な状態である。中央銀行が本来の役割を越えて肥大化することに警鐘を鳴らす。
<編集担当者からのおすすめポイント>
世界の中央銀行が押し進めてきた金融政策は果たして正しかったのか?ラジャンはその問いに否を投げかけた。インフレに苦しむ世界の経済状況や、10年続いた日銀の量的緩和の是非を論じるためにも必読の書である。
目次
はじめに 金融政策とその意図せざる結果
第1章 暗闇への一歩:危機後の非伝統的金融政策
第2章 金融政策の波及効果の新たな見方:資本フロー、流動性、レバレッジ
第3章 国際金融ゲームの新しいルール
第4章 政治的圧力と意図せざる結果
第5章 過ぎたるは猶及ばざるが如し
解説 非伝統的金融政策は効いたのか? (小林慶一郎)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりやまたけよし
18
中央銀行の政策の基本もわかってない素人にはかなり困難な一冊だった。何度も読み返して不明なワードが出てくるとそのワードをしっかり理解してまた本に戻ると言う苦闘を繰り返した。結局、中央銀行は伝統的な手法を頑なに守ったほうが良かったような気がして終わった。2025/07/22
とりもり
5
基本的に非伝統的金融政策の効果を否定的に論じる本。金融政策の効果が一国内で完結しなくなっており、その国際的な波及効果で金融政策の効果が減殺されてしまう。低インフレの長期化が中央銀行のインフレに対するスタンスを変化させ、インフレ退治のための金利引上げを躊躇させるようになっている。更に、低金利の恒常化による過剰な流動性供給が財務脆弱性を拡大している。こうした状況下において、中央銀行のインフレ、金融の安定性に対する使命はどうあるべきか、それ以上の責任を負う必要はあるかなど、興味深い論点が多い。★★★★☆2025/02/28
Kooya
4
シカゴ大学の教授でインド準備銀行の総裁も務めた筆者による講演録をまとめた本。非伝統的金融政策がもたらす弊害についてコンパクトに論じている。金融危機後に生じた長期停滞は需要の刺激ではなく構造改革によって対処すべきだったという主張は、『連続講義・デフレと経済政策』における池尾和人先生の考えと同じだと感じた。2024/12/08
ゼロ投資大学
0
グローバル化によって世界経済がかつてないほど相互作用をするようになった。各国の金融政策を決定する中央銀行の役割は重要性を増しており、物価や雇用に与える影響は大きい。膨大なデータを分析し、緻密な判断を下したとしても経済に予想外の事態を及ぼしてしまうこともある。2024/11/22
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