内容説明
フィリピンやパキスタンのように、民主主義国であっても指導者一族が権力を握るのはなぜか。タイやミャンマーのように、軍政と民主政が繰り返されるのはなぜか――。
アジア諸国の近代は、中国とタイ、日本を除いて、欧米および日本による植民地化、第二次世界大戦後の独立という共通した政治過程を持っている。
本書は、アジア二四ヵ国のうち一五ヵ国を横並びで比較し、国家形成と指導者の二点に着目して、その共通性と固有性を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お抹茶
4
中央アジアと西アジアを除く15か国の国家指導者の略歴と特徴を解説する。韓国は政党の離合集散が頻繁で,政党は大統領に当選するためのラベルに過ぎない。インドネシアは韓国や台湾のように独裁から民主制へ転換できた代表国で,経済開発に伴う社会の多様化もあって,指導者一族現象は顕著ではない。タイもパキスタンも軍の政治関与が顕著で,タイで市民社会と企業家が政治アクターになった一方,社会構造の変化が乏しいと軍や特定一族の政党が軸となる政治が続く。「個人政党」は,政治家のファミリー・ビジネス化とブランド化により選挙で勝つ。2025/03/28
Go Extreme
1
二世指導者の登場 開発独裁とセマウル 主体思想と個人崇拝 改革開放と一帯一路 上からの民主化 ピープル・パワー革命 スハルト型開発 指導される民主主義 非自由主義的選挙 院政の実権掌握 マレーシア建国の父 ブミプトラ政策 ワン・マレーシア ドイモイ政策 経営者国家 両方面作戦 国名改称と民族意識 非暴力の民主運動 緑の革命 軍政から民主政へ シンハラ・オンリー政策 一党優位体制 退任後も続く腐敗追及 アメリカとの断交と経済開発 貧民救済を訴えた映画俳優2025/05/16
takao
0
ふむ2025/06/24
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