アルファポリス文庫 便利屋ブルーヘブン、営業中。 ～そのお困りごと、大天狗と鬼が解決します～

著者名：卯崎瑛珠【著】/真久【イラスト】

アルファポリス（2024/11発売）

• ISBN：9784434348341

内容説明

親の借金のせいで怪我を負っていたところを、大天狗の天に拾われた奏斗。天は便利屋の店主で人助けを生業にしていると言い、奏斗の悩みごとを解決すると言ってくれた。当初は気兼ねしていた奏斗だったが、ひょんなことをきっかけに天に助けられただけでなく、便利屋の一員として働くことになった――!?　奏斗は天とともに次々と舞い込む不可思議なお困りごとを、便利屋として解決していく！　お人好し大天狗×鬼の血を引く怪力青年のあやかしバディストーリー、堂々開幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[和尚]

面白かったです。 親の借金のせいで怪我を負っていたところを、声をかけられ手当てされた中学生の奏斗。 助けてくれた男は、便利屋をしている天と名乗り、更に天狗だという。そしてそんな天の周りも不思議な人外で。 全てを失い、取り返しのつかないところになる前に助けてもらい、お金がない代わりに便利屋を手伝うこととなった奏斗視点の物語。 章ごとの事件できちんと人の醜さも描かれていて、解決する主人公たちの魅力それぞれが深掘りされていくのが良かったですね。 キリ良く終わりつつ、続きが楽しみな一作でした。

2024/11/16

[万論]

表紙ほどメチャクチャな感じでは全く無い。スピード感があって、プラス人情。面白かった。妖系で閻魔くんに近い感触。まだまだ続いて欲しい。

2024/12/26

[立藤夕貴]

親の借金のために怪我を負っていた奏斗は天と名乗る男に助けられる。そんな天は断らないをモットーにする便利屋ブルーヘブンの店主であり、大天狗だった。天がひいきにするねこしょカフェに集う者も人外だったり、訳ありの人々。個性豊かな登場人物たちが人の醜さを見ながら、それでも良い解決方法はないかと奔走する人情味のある優しい物語です。天の明るさが奏斗や暗く塞ぎそうになる場面を照らしてくれているなと感じました。

2024/12/31