内容説明
■作家は「お金」をどう使うのか? 夢の「印税生活」。多くの人が憧れる言葉ですよね。自分の書いた本がベストセラーになり、印税が途切れることなく入り続ける……。そんな夢のような生活を想像すると、心が躍るのも無理はありません。でも、そんな夢は本当に実現可能なのでしょうか? この本では、お金という側面から作家の生活を見ていきます。作家とはどんな人なのか、どうしたら作家になれるのか、どれだけの努力が必要なのか、ふだんの生活の様子など、いろんな角度から、それらを見ていきます。有名な作家が、どのようにお金とつき合ってきたのか、興味深いエピソードがいっぱい出てきます。明治の文豪から、現代の売れっ子作家まで、また、日本だけでなく、世界の作家がどういう生き方をしてきたのか。「一緒に見ていきましょう」読み進めていくうちに、あなたも、創造的な生き方がしたくなるかもしれません。――本文より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
14
本田健著書2冊目。図書館の新刊コーナーで目に飛び込んできた本書。開頁早々アマゾンワンクイック購入。実は現在密かに執筆中。と言っても遅々として進まず、まだ1/3しか書けていない状態。エネルギー注入が読むきっかけ。よく纏まった内容。精力的に書き多作で海外でも講演を行なっているだけあり博覧強記。誰もが知る著名な作家、アーネスト・ヘミングウェイや村上春樹らの小噺も面白く有益だった。作家になる為に何をすべきか、どのように創作活動を行うか等、具体的に指南。また作家タイプの類別もあり、作家と言う職業が存外身近になった。2025/03/16
ゴーヤーチャンプルー
8
作家になるための話や、作家になってからの話、収入事情などが書かれていた。世界各地、日本各地を旅しながら、好きな時に好きな場所で執筆活動をするという生活に憧れるけど、作家という仕事、簡単じゃないし楽じゃないな〜と思った。大物作家の書斎もいくつか紹介されていてアーネスト・ヘミングウェイは自宅の書斎で立ったまま執筆するスタイルが集中力を高め筆が進むという事だったらしく、面白いと思った。2025/03/10
ニョンブーチョッパー
7
★★★☆☆ 文豪でも〆切と戦っていた。マーク・トゥエインもフィリップ・K・ディックも芥川竜之介も乱歩、村上春樹、太宰も。言い訳が秀逸。〆切を守る側。S・キング、J・K・ローリング、村上春樹、クリスティ。徹底した自己管理の賜物。原稿は依頼される前に書けば〆切に追われない。かなり先に〆切を設定して余裕を持って書く、また、6つの作家のタイプのどれにも当てはまらないというか複数に当てはまる森博嗣さんはやっぱり独特のスタイルなんだと改めて思う。書き始めた時点で物語は完成しているという京極夏彦さんもしかり。2025/06/07
Go Extreme
2
作家という生き方の多様性 自分の内なる衝動に従って書き始めた 内にある葛藤苦しみ悩みを作品に昇華 読者に何かを提供したいという気持ち 自己表現が受け入れられた感覚 社会にインパクトを与えている実感 書斎は作家の特別なクリエイティブスペース 才能のある作家でも避けられないスランプ 小さな目標を設定し達成感を味わう 言い訳の天才になる タイムマネジメントと計画的な執筆法 執筆活動は孤独で長時間を要する 作家のダークサイド 創作への情熱を持ち続ける AIには真似できない人間の本質 本好き・好奇心旺盛であること2025/04/09
みりん
2
作家の締め切りを伸ばす言い訳集と、作家が収入を伸ばすにはどうすれいいか、の話が興味深かったかな。筆者自体が売れっ子作家なので説得力が違う。2025/03/04
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