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内容説明
【京都・祇園の名店「祇園さゝ木」主人の料理哲学】京料理の名店「祇園さゝ木」店主、佐々木浩氏が語る料理と人生の哲学。ミシュラン三つ星を獲得するまでの軌跡には、日々の積み重ねと食材への敬意、人々への深い思いが込められています。本書では、その料理哲学が生まれる過程、店の発展、そして若手の育成に対する姿勢が描かれています。また、震災時の炊き出しなどから得た、料理が持つ「人をつなぐ力」に対する気づきも語られます。静かで穏やかでありながらも、心にはっきりと響く一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
90
料理の原点は「聖なる炎」と「清き水」だそうです。本書はエッセー風に書かれています。子供の頃からの生い立ちや、今に至るまでの料理人としてのキャリアと覚悟。三ツ星のシェフと言うと、カリスマ性のある天才肌と考えてしまいますが、著者はその真逆と思います。料理をキーワードにして、多方に話が飛びますが、一つ一つ哲学と言うか料理に対する姿勢を積み上げてきたんだなとわかります。若い頃は意外にもやんちゃであったことも披露してます。普通の人間ぽくて、非常に面白かったです。2024/12/20