この不平等な世界で、僕たちがスタートラインに立つために

著者名：矢口太一【著者】

朝日新聞出版（2024/11発売）

• ISBN：9784023323834

内容説明

「常識」は抜け駆けを許さない。「両親高卒、地方生まれ、塾なし」で東大入学。「仕送りなし、貯金なし、学費生活費自費」で卒業。社長特命担当としてゲオHDで活躍しながら東大大学院に通う25歳が描く、試行錯誤の魂の実録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Sayaka]

図書館で別の本を検索してたら引っかかってきた本。この著者を知らなかったけど、終始アツかった。自分で書いたんだろうな。周囲の人間への感謝が溢れていて所々泣きそうになった。世の中の大半は、中途半端にお金があって親が強制的にヤラせて失敗してるんやろうな。子育て難しい。

2025/06/27

[本野胡桃]

この世界は確かに不平等なんだけど、それは確かなんだけど、自由研究で内閣総理大臣賞を取れる著者はすでに選ばれた人間の部類に入るのではなかろうか。世の中には、内閣総理大臣賞をもらえない人間や、希望の大学に合格できない人間がいっぱいいるのだ。著者はすでにスタートラインに立てていると思う。そして、スタートラインに立つために何をすべきか、というところが主張が弱い。

2025/02/26

[ひろ]

久しぶりにグッとくるものがあった。ここまで真っ直ぐに泥臭く努力できる人って今の時代どれくらい居るのだろう？とにかく「立ち向かう姿勢」に圧倒されたし、自分自身も決して裕福な家庭ではない環境で育ってきた背景がある中で、著者のような考えや行動を取れなかったことに若干の悔しさ、恥ずかしさがある。これからの活躍に期待したいと同時に自分も芯をもってやり抜く力をつけたい。

2024/12/04