内容説明
傍若無人で傲岸不遜と悪名高い騎士団長ジュスタンは、自分が七人の弟を世話する大学生だったことを思い出す。
このまま悪行を重ねていたら処刑ルートまっしぐらだと気づいたジュスタンは自らの行いを正し、騎士団の悪ガキたちを良い子に躾け直すことに。前世でやんちゃな弟を育てあげてきた持ち前の「お兄ちゃん力」は、部下だけでなくお偉い様など様々な方面に作用し、イメージ改善どころか正義のヒーロー扱いされはじめ……！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
11
任務で訪れた辺境で七人の弟を世話する大学生だった記憶を思い出した騎士団長ジュスタン。この世界が昔ハマった小説の世界と酷似していることに気が付いたジュスタンは破滅回避のために身を律し、行いを改めるだけでなく、部下の再教育をし始めて…という異世界転生もの。荒くれ騎士団のお兄ちゃんとして実力だけでなく、料理で胃袋まで掴んで統率するというのは面白かった。原作の主人公である王太子の酷さには閉口したが、辺境伯令嬢や聖女といったヒロインも影が薄く感じたのも気になった。原作から外れた展開だからだろうか。次巻がどうなるか。2024/11/12
りんりん
4
★★☆2024/11/26
なぎ
4
前世は七人の弟の世話をする大学生だったが、なぜか処刑ルート直行の悪名高い騎士団長に転生してしまって···。主人公・ジュスタンのキャラが魅力的、ある程度傲岸不遜な所も残しつつ前世の影響で兄貴分のような面倒見の良さも発揮していて非常にバランスが良かったなと。周囲との絆も芽生えて騎士団の皆との家族のような会話が微笑ましかったです。逆に王太子の酷さが際立っていてジュスタンとの対比が分かりやすかった。無邪気な聖女に押されっぱなしのジュスタンが面白かったのでまた絡んでほしい。続刊希望です。2024/11/10
史
3
昨今流行りの悪役転生。なんか可愛らしい主人公。元小説がどうこうって話があるからこそ、イベントのテンポは良い。その軽さが良いと思う反面、どこか物足りなさを感じる。まあ楽しい話ではありますがね。まあ、まあ。2025/01/07
菊地
1
「お兄ちゃん」的な発言（失言）をしてしまう場面に共感性羞恥を感じてしまった。2024/11/09
