集英社文庫<br> フェイクフィクション

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集英社文庫
フェイクフィクション

  • 著者名:誉田哲也【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 集英社(2024/11発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087446791

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内容説明

東京・五日市署管内の路上で、男性の首なし死体が発見された。刑事の鵜飼は現場へ急行し、地取り捜査を開始する。死体を司法解剖した結果、死因は頸椎断裂。「斬首」によって殺害されていたことが判明した。一方、プロのキックボクサーだった河野潤平は引退後、都内にある製餡所で従業員として働いていた。ある日、同じ職場に入ってきた有川美祈に一目惚れするが、美祈が新興宗教「サダイの家」に関係していることを知ってしまい……。警察組織vs悪魔と呼ばれる男vsカルト教団vs元キックボクサー。囚われた“彼女”の奪還。愛する人を失った者たちの復讐劇。疑いなき信仰心に警鐘を鳴らすセンセーショナルな最新長編。

目次

第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
終章

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

82
もちろん健全な宗教はある。しかし、日本人の殆どは無宗教の様な気がする。首無し死体が発見され幕があく。カルト教団・金・色・薬とあらゆる負の連鎖が善良な者を巻き込んでいく。力があれば警察上層部にすら影響力をもち、腐った体質を生み出す。それに対抗した彼等も無傷とは言えない犠牲を払った。生き残った若い者達には、解放された未来の道筋も出来た。逞しく生きていって欲しい。2025/01/22

ケンイチミズバ

81
決着の時が来た。強制捜査で一網打尽の終幕かと思ったところが、上手いね、誉田哲也。クライマックスは教団総本部への討ち入りではないか。ここに来て真実を知った教団用心棒、一匹狼の暴力団員、唐津が主人公に格上げする下りがいよいよな感を盛り上げる。狙いは悪の権化、教団幹部。目的は教団の乗っ取りにも使用された違法薬物を証拠を抑えることだったが信じて来たものが崩壊した今の唐津にはもはや叩き潰すしか。命と引き換えに。ここまでの長いストーリーの展開にじれていた読者は法による裁きではなくともきっとカタルシスに近いモノを得る。2024/09/09

H!deking

70
待ちに待った文庫化です。いやーさすがのリーダビリティで一気読みでした。宗教の導入部はもう少しページ割いて欲しかった気もしなくはないけどそれは差し引いても面白かったです。それとどうでもいいけど現場が五日市だったり拝島だったり、近所なんで風景が浮かぶのも加点ポイントですね笑。宗教に家族を巻き込むのはダメ絶対!2024/09/13

やな

54
引き込まれて一気読み、面白かったが、人を簡単に殺しすぎのような…(汗)最後はちょっとほっこりさせてもらいました(^-^)2024/08/25

ピース

44
五日市署管内で首なし死体が発見されたところから始まる。そこから話が展開するというより広がるという感じだった。五郎と世津子はいいヤツなのか悪いヤツなのか?ヤクザの唐津はなぜサダイに関わってるのか?本当のワルは誰なのか?とても読み応えがあった。2025/07/18

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